任天堂の「ドンキーコング リターンズ HD」について、1つ話題が出ています。
話題は、Forever Entertainmentが開発しているというものです。
DKRHD、Forever Entertainment開発
「ドンキーコング リターンズ HD」は、任天堂の「ドンキーコング」シリーズのニンテンドースイッチでの最新作として本日発売されています。
また、発売日を迎えたこともあり、ゲーム内のスタッフロールを確認する人が登場しています。
そして、今作のスタッフロールにより、開発元の企業が明らかになっています。
これによると、「ドンキーコング リターンズ HD」の開発元は「Forever Entertainment」です。
ちなみに、移植元となった作品の開発は「レトロスタジオ」が行っていました。
3年半ぐらい前の契約か
「ドンキーコング リターンズ HD」の開発元の「Forever Entertainment」は、ポーランドのゲーム開発会社です。
このポーランドのゲーム開発会社は、自社で発売していた作品もあったものの、最近は他の大手企業の作品をニンテンドースイッチなどへ移植する作業で注目されるようになっています。
そして、このニンテンドースイッチへの移植の技術が評価されたからか、「任天堂、Forever Entertainmentと契約。スイッチに複数の過去作品を移植か」の記事でご紹介したように、これまで直接的な取引がなかった任天堂が接触して来たと言われていました。
今回、「ドンキーコング リターンズ HD」の開発元がForever Entertainmentだと判明したので、前掲の3年半ぐらい前の契約が今回の「ドンキーコング リターンズ」の移植作業だったのではないかと言われています。
ちなみに、3年半ぐらい前になされた契約は「複数の任天堂作品の移植」だとみられています。
このため、他にもまだForever Entertainmentによってニンテンドースイッチやニンテンドースイッチ2に移植される任天堂の過去作があるはずです。
移植の評価は…
Forever Entertainmentについては、過去に行ったニンテンドースイッチ向けの「パンツァードラグーン リメイク」や「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイク」のメタスコアでの評価があまり良くありませんでした。
このため、Forever Entertainmentは「地雷」メーカーだと言う人もいます。
ただ、今回の「ドンキーコング リターンズ HD」の場合、メタスコアは77点あります。
これは、高評価ではないものの低評価でもない普通の評価になっているということであり、技術的にダメな移植にはなっていないということです。
一方、「ドンキーコング リターンズ」は、移植元のニンテンドー3DS版のメタスコアは83点、その前のWii版は87点だったので、ニンテンドースイッチ版は評価がかなり下がっているとも言えます。
これは、ニンテンドースイッチ版はニンテンドー3DS版から追加要素が一切ないことが原因です。
よって、「ドンキーコング リターンズ HD」は、Forever Entertainmentによる移植だからあまり高い評価を得られていないのではなく、3DS版から追加要素がなく、既にプレイしている人にとっては改めて買う価値はあまりないというようなレビューが多いので、高い評価が得られていないということです。
逆に言えば、ニンテンドー3DS版やWii版を未プレイならば、今作の評価はもっと高いものになっているということです。
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