
スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト3」のHD-2Dリメイク版の話題をご紹介しておきます。
話題は、ラーミアの遅さの理由や正当性を力説するも修正してしまっているというものです。
ドラクエ3リメイク、ラーミア修正
「ドラゴンクエスト3」のHD-2D版が、2024年11月14日に発売されています。
今作は、ファミコンなどで発売されたDQ3のリメイク作品です。
今回、発売から半年以上経ってからようやく第1弾とも言える修正アップデートが配信されています。
配信されたアップデートは、バトル関連の仕様でおかしかった部分などがいくつも修正、変更されるようなものになっています。
ただ、その中でも一番の話題は「船およびラーミアに乗った際の移動速度が上昇しました」というものになっています。
ドラクエ3リメイクのラーミアの遅さについては、「ドラクエ3リメイク、ラーミアが遅い問題で過去作との比較の動画が作られ話題に」の記事でご紹介したように、多くの人から原作より劣化していると指摘されていたものになっていました。
そして、あまりにも遅い状態に耐えきれないとして、Steam版だと非公式のMODまで勝手に作られる状態になっていました。
一方、そういった指摘は的外れであり、ラーミアの遅さはゆったりとした音楽に合わせてわざと遅くしてあるという主張もありました。
そして、この主張と同じような主張を、スクウェア・エニックスの早坂プロデューサーが以前に行っていました。
理由や正当性を力説するも…
「ドラゴンクエスト3」のHD-2D版のラーミアの遅さについては、早坂プロデューサーはまず負荷の問題があるというようなことを理由に挙げていました。
これは、移動速度を速くすると負荷が大きく掛かるので遅くした方が都合がいいというような理由です。
また、負荷を低くする場合は、昔の作品のように真上から見たような状態にすれば良いものの、今回は景色を見て欲しいということもあり、少し視点をずらしているので、昔のような速度は出しにくいということもコメントしていました。
実際、ドラクエ3リメイクの開発初期は真上から見るような視点で作られていたこともあり、ラーミアの速度はもっと速かったそうです。
さらに、早坂プロデューサーは前述の主張と同じように、すぎやまこういち先生の作った曲に合うのは遅い速度だという判断をしたことも明らかにしています。
その結果、景色や曲を重視して、ドラクエ3リメイクのラーミアの速度は意図的に遅くしているとされていました。
このような早坂プロデューサーのコメントは、発売から1か月以上も後に出されたものであり、ユーザーから遅いという声が多く出ていることに対して公式回答するというようなものになっていました。
つまり、遅い遅いと言われているけれど、それはユーザーの方がラーミアが遅い理由や正当性を理解していないから出て来る意見だというようなことが公式回答されていたわけです。
そして、配信番組では意図を理解していなくて申し訳ないとして、司会の人が頭を下げるようなシーンも映されていました。
このため、以前に行われた配信で謝罪を受け入れるシーンを見せ、全体で約4分に渡って力説していたこともあり、ドラクエ3リメイクのラーミアの速度は変更されることがないものだというような認識にもなっていました。
しかし、今回、ラーミアの速度は前述のように他の「不具合」と一緒に普通に修正される状態になってしまっています。
これは、早坂プロデューサーがラーミアの遅さの理由や正当性を力説していたのはいったい何だったのかということも言える状態です。
よって、ドラクエ3リメイクのラーミアの速度はどう考えても遅いので、修正したこと自体は非常に良いことだと思われますが、今回のアップデートは、こちらの支持層も一定程度はいたので、すぎやまこういち先生の名前まで出して景色や雰囲気を大事にすると力説していた開発ポリシーはどこに行ってしまったのかというような疑問も残る状態になっています。
アップデート内容
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コメント
ルックスAルックスBを
男女に変更なら拍手喝采してたのにな