
スクウェア・エニックスのドラクエ7リメイク Reimaginedの話題を1つご紹介しておきます。
話題は、アメリカのゲーム雑誌用の表紙がダークなものになっているというものです。
DQ7リメイク Reimagined、ダーク
「ドラゴンクエストVII Reimagined」は、プレイステーション1で発売された「ドラゴンクエスト7」をリメイクした作品です。
この作品は、忠実なリメイクではなく、一部のシナリオやほとんどの寄り道要素を削除するなど、大胆な「編集」が行われているので、リメイクではなく再構築を意味するリマインドというタイトルが付けられています。
今回、今作の海外プロモーションの1つとしてアメリカの老舗ゲーム雑誌「Game Informer」への掲載が予告されています。
これによると、ドラクエ7リメイク Reimaginedのアメリカのゲーム雑誌用の表紙は上のようなデザインになっています。
このデザインは、スクエニが提供したものであり、「Game Informer」は表紙にその号で特集するゲームの新アートなどを掲載することで知られているので、今作も新たなアートを提供したようです。
この表紙は、アメリカのゲーマーが好きだとも言われる「ダーク」な感じを意識したものになっているとも言えます。
一方、ドラクエ7のキャラクター自体にはダークな感じはなく、また今作はドールルックという人形のような可愛さのあるデザインにしているので、このような雰囲気のキーアートを描くのが正解なのかどうかという疑問もあるかもしれません。
ちなみに、スクウェア・エニックスの市川プロデューサーは、少し前のGame*Sparkのインタビューで、ドラクエ7のダークな雰囲気は今の時代ならもっとユーザーに刺さると思うという趣旨の発言をしたと伝えられています。
このため、今回のアメリカのゲーム雑誌用の表紙は、ダークな作品だとプロデューサーに判断された部分から作られた可能性もあるかもしれません。
なお、この「ドラクエ7はダーク」という市川プロデューサーの認識については、違うというツッコミも数多く出る状態になっています。
ドラクエ7は、「ダーク」というよりもハッピーエンドではないというか、報われないというか、やるせないというか、何とも言えない感情になるシナリオがいくつもあり、これが考えさせられたり、ありがちなゲームシナリオではない異色な感じで良いとする意見があります。
一方、暗い気持ちになるので嫌だという意見も普通にあり、今回のドラクエ7リメイク Reimaginedでは「再構築」により、そのような部分を大きく削って来たのかとも推測されていました。
しかし、前述のように、アメリカのゲーム雑誌用の表紙をダークにしたり、今の時代にダークな感じは刺さるというようなコメントがなされていることから考えると、そういうことでもないようで、今作の「再構築」の方向性がよく分からない感じにもなっています。
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