スクウェア・エニックスのドラクエ7リメイク Reimaginedの話題をご紹介しておきます。
話題は、物語を削除する一方で追加も行う理由がコメントされているというものです。
DQ7リメイクR、物語の削除と追加
「ドラゴンクエストVII Reimagined」は、 2000年8月に初代プレイステーションで発売された「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」をリメイクした作品です。
ただ、今回のリメイクは「Reimagined」(=再構築)の名前の通り、初代PS版を忠実にリメイクしたものではなく、大幅な変更が行われたものになっています。
この変更点で最も大きいのは、初代PS版に存在した物語を3つも削除しているという部分です。
また、削除していない物語についても「再構築」が行われていることが明らかにされています。
これらの変更により、ドラクエ7リメイク Reimaginedは、初代PS版の不満として挙げられていたクリアするまでの時間が「無駄に長い」という部分が改善されていると示唆されています。
一方で、今作には幼少期の主人公とマリベルの物語や大人キーファとの遭遇の物語などが追加されていることが明らかにされています。
これは、その部分のプレイ時間が増えるので、「無駄に長い」という部分を改善するために初代PS版の物語を3つも削除し、その他の物語も再構築した部分に反する内容にも思えます。
今回、この矛盾とも言えるものについて、スクウェア・エニックスの市川プロデューサーがコメントしています。
これによると、ドラクエ7リメイク Reimaginedが物語を削除する一方で物語の追加を行った主な理由の1つは、仲間キャラクターへの愛着をより深めてもらうためだとされています。
そして、そういった理由があるので、現在明らかにされている新たに追加される物語は、「(主人公と)マリベル」、「キーファ」という今作の仲間キャラクターに関するものになっているようです。
また、新たに追加される物語はこれで終わりだとは明言されていないので、前述の理由から考えると、残りの仲間キャラクターである「ガボ」、「アイラ」、「メルビン」に関する新たな物語ももしかしたら用意されているのかもしれません。
よって、ドラクエ7リメイク Reimaginedは、マリベルなどは初代PS版の頃から十分に印象深い仲間キャラでしたが、あまり印象に残っていない仲間キャラもいたので、そういったキャラに対する新たな魅力を発見できるものになっている可能性があります。
なお、ドラクエ7リメイク Reimaginedのこれらの新たな物語は、堀井雄二氏の監修は入っているものの、本人が直接書いたものではなく、今作のシナリオチームが書いたものということもあり、各キャラクターに対するこれまでよりも深い描写は「公式との解釈違い」にならないか心配される部分もあるかもしれません。
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