EA、ゲームエンジンのソースコードや開発ツールを盗まれる。780GB分のデータが被害

　エレクトロニック・アーツに関する情報が1つ出ています。

　情報は、ゲームエンジンのソースコードや開発ツールを盗まれたというものです。

EA、ゲームエンジンなど盗まれる

　海外のハッカーが、「エレクトロニック・アーツ」に対するハッキングを成功させたと海外フォーラムに書き込んでいます。

　また、その「戦利品」を明らかにしています。

　これによると、まず、FIFAやバトルフィールドなど、EAの様々なゲーム開発に使われている「Frostbite」と呼ばれるゲームエンジンのソースコードをゲットしたとのことです。

　また、FIFAなどの開発で使うツールや、ネット対戦を実現させるための開発ツール、ソースコードなども入手したとされています。

　そして、合計780GB分のデータをEAからゲットしたとのことです。

　よって、何TB分という、社内情報を全部盗まれた2020年のカプコンほどではないものの、一番重要とも言える現役のゲームエンジンのソースコードが盗まれたので、被害は大きなものになっているようです。

　ちなみに、EAは声明を出し、ハッキング被害にあったのは事実だとコメントしています。

　また、今回の件について、捜査などを依頼していることも明らかにしています。

　ただ、このハッキングで、プレイヤーのデータは盗まれていないとのことです。

　なお、今回のハッキングについては、プレイヤーのデータは盗まれていないとのことなので、すぐに何か損害が発生するということはないと思われます。

　ただ、盗まれた技術が第3者に渡る可能性は十分あるので、急に技術力を発揮して来た知らないゲーム会社が登場して来るなど、長い目で見ればそれなりに影響はあるかもしれません。