新聞などでも報道されていた、宮本茂氏の「スペインの賞」について、任天堂の岩田社長がコメントしています。
まず、「スペインの賞」とは、「スペインのノーベル賞」と呼ばれている「アストゥリアス皇太子賞」というものであることが明らかにされています。
そして、この賞を、宮本茂氏が「受賞した」と報じているところもありますが、実際にはまだ選ばれた段階で、授賞式は2012年10月末に予定されていることが紹介されています。
岩田社長による、この賞についてのコメントは、次のようになっています。
これはスペインのアストゥリアス皇太子という方が主催する「スペインのノーベル賞」と呼ばれているアストゥリアス皇太子賞という賞の受賞者の一人に宮本が選ばれたということが先日報じられたもので、授賞式そのものは10月末にございますので、10月末に宮本は現地に行って賞をいただくことになると思います。
ちなみに、ノーベル賞と同じくいくつか部門がございまして、宮本がいただいた賞は「コミュニケーションおよびヒューマニズム部門」というもので、受賞理由として、アストゥリアス皇太子財団が発表しているコメントは、「教育に有益なビデオゲームづくりに革命を引き起こした中心人物であり、暴力を排し、多面的なものの見方を鍛えるソフトの開発技術で抜きん出ている。あらゆる年齢層の人々が民族や考え方の違いを超えて楽しめるコミュニケーションの形態を生み出した」ということでした。
宮本自身は、本人がコメントを発表しているんですが、ゲームは一人で作れるものではなく、このような栄誉ある賞を個人的にお受けするということに対して恐縮をしておりまして、「この話は何か話題が出たら話してもいいけど、絶対能動的に言わないでね」といつも言われています。
一方で、任天堂はゲーム人口の拡大を目指しますと先ほど申しあげましたが、この受賞はゲームの社会受容性の向上という、当社の目標達成にとって非常に重要な一歩だと私は思っていまして、まさに任天堂がこういうことをしたいと思ってやってきたことを、その通り認めていただいて、こういう権威ある賞をいただけたということで、同僚の一人として大変誇らしくも思っております。
よって、まとめると、宮本茂氏は、「アストゥリアス皇太子賞」の「コミュニケーションおよびヒューマニズム部門」に選ばれ、その授賞式は、2012年10月末に行われるということになっています。
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コメント
自分も任天堂が好きだから、嬉しいことですね‼
宮本さんは天才!
日本でも何か賞もらうべき