ほぼ日刊イトイ新聞で、任天堂の宮本茂氏と、糸井重里氏の対談の続きが公開されています。
これによると、宮本茂氏は、岩田前社長が亡くなって、「この先、任天堂はどうなるんですか?」と心配されることがあるものの、開発的には3年くらいは、もうやることはだいたい決まっているので、何も心配はいらないということを明らかにしています。
また、
大きくいえば5年くらいは、まったく慌てなくてすむというか。
スタッフがごっそりいなくなった、というようなことではないので、予定していたことを進めながら、3年とか5年とかのあいだに「つぎのこと」を仕込んでいく、という感じだと思います。
・・・ということもコメントされていて、任天堂の開発の大枠は、5年ぐらい先のことまで既に決まっているようです。
よって、最近発売されたゲームで、岩田社長がいればこんなことにはならなかった的なAmazonレビュー
ちなみに、3年や5年の「その後」や「その間の次のこと」については、
その「つぎのこと」っていうのが新体制でのポイントになりますね。
勝負どころですね。
それを、新しい、若い体制で取り組めたら、と思ってるんですけどね。
ファミコンのころっていうのは、組織に山内という強烈なリーダーがいて、たまたまぼくはその環境にいたので新しいアイディアを生み出せていたわけです。
で、その構造でできていたことを、岩田さんが社長になってからは、岩田さんとぼくで、仮想的に再現していた。
いまは、またそれを、組織でできるように構築し直している、という感じだと思います。
・・・ということが宮本茂氏によってコメントされており、「若い体制」や、「個人ではなく新しい組織」で実現できるように進めているとのことです。
なお、前回もコメントされていた、フェロー職については、
じつは、この「フェロー」という役職については、岩田さんとずっと相談してたんですが、どうも落ち着きが悪いなぁと思ってたんですね。
でも、「相談役」っていうともっといやだし、「顧問」っていうのも違うなぁ、と。
ところが、竹田さんに技術面での「フェロー」っていう役割で立ってもらったおかげで、すごく落ち着いたんです。
そう、ふたりでっていうのがよかったんですよ。
右大臣、左大臣ではないけど、収まりがいいんですよね。
ぼくがひとりで「フェロー」とか言ってるとね、「なにをいちびって」みたいな感じになるので。
竹田さんがフェローと名乗ることはものすごく大事なことだと思ってます。
・・・ということがコメントされており、竹田氏は、ハード部門の最高幹部として、WiiUの設計や低調さについて、一線から退いて責任を取れと外から言われることもありますが、竹田氏のフェロー職の就任について、宮本茂氏はバランスの関係上、重視しているようです。
情報元
コメント
任天堂の若い人に今まで出さなかったようなジャンルのソフト出してほしい
イカがヒットしてるからTPSとかの需要が多いと分かってくれればなあ…
NX
3DS、Wii U新作
スマホゲー5連発
健康事業
他のQOL
テーマパーク
岩田社長が立ててた計画を消化するだけでも大変だよね
ぶっちゃけ5年で全部できるようにも思えない
コンパイルハートみたいにはならいでくれ
開発期間って考えないで物を言う人多いよね。ハードの開発だってソフトの開発期間も考えると発売2年前には方向性や大体の仕様は決まってるはず。ソフトの開発も最低2~3年はかかるみたいだし。他のプロジェクトも君島さんは今までの路線を続けるみたいだし、岩田さんがいなくなった今の任天堂は..みたいな事言う人いるけど今の所は関係ないと自分も思う。
WiiUの責任を竹田さんに押し付けるの違うと思うけどな。ソフトはともかくハードは竹田さん1人でゲムパの事や仕様を全部決めた訳じゃないと思うし。
変なメーカーと任天堂を比べる人がいるんですね。
と言うかハードにしろソフトにしろスマホゲームにしろ開発には年単位で掛かるんだから社長が変わって数ヶ月で変わる訳無いという
NXとそのロンチタイトルまでは岩田社長の決めた企画だろうし
岩田社長が亡くなった影響が出てくるのはNXの次のハードからかと
今の社長は株主のご意向で銀行屋さんが就任してるわけだからなぁ
岩田さんに比べるといくら海外系列で社長経験しててもゲームに対する実績があるわけじゃないから
いくばくかの不安はないわけじゃない
任天堂はとにかく3年5年のスパンより、10年30年50年を見越した人材育成と環境作りに尽力する時期だろう
とくに看板キャラを保有する会社の宿命で著作権が切れることも想定して欲しい
>今の社長は株主のご意向で銀行屋さんが就任してるわけだからなぁ
君島さんが銀行に勤めてたのは10年以上前
山内前社長にスカウトされてからはずっと任天堂関連
の会社でやってきた人だけど
宮本さんも竹田さんも非常に大きな功績を持つ方だし、確かな実力を持っている。
WiiUは確かに失敗だったのかもしれないが、そこだけに目を向けて非難するのはおかしい。