ニンテンドースイッチにTegraを供給しているNvidiaが決算を発表しています。
これによると、ニンテンドースイッチのおかげもあり、増益となっています。
ニンテンドースイッチのNvidiaが好調
Nvidiaは、ニンテンドースイッチ向けにTegraプロセッサを供給しています。
ロンチ用のハードの生産は、何か月も掛かるため、ニンテンドースイッチの発売よりもかなり前の段階から、任天堂とNvidiaの取引は続いています。
そして、Nvidiaが先日発表した決算の成績にも大きくその内容が反映されています。
決算によれば、Tegraの全体的なセールスは、ニンテンドースイッチなどに供給したことで前年よりも増えています。
Tegraは、スイッチ以外ではシールドのタブレットぐらいしかイメージがないかもしれませんが、最近のメインは自動運転などの分野での活用です。
この分野では、Tegraなど、Nvidia製品が採用されることが多く、自動運転などの安全装置系採用の動きが活発なので、Nvidiaの決算の成績も非常に良いものになっています。
また、Tegraというわけではないですが、ディープラーニングの分野などでもNvidiaの技術が採用されることが多く、この分野が最近活発になって来ていることも増益の大きな理由です。
今回の決算からは、Nvidiaのニンテンドースイッチ分の利益は不明ですが、一般的に言って、家庭用ゲーム機向け製品の利益率は悪いとされているので、それほど大きな貢献はないとみられています。
実際、少し前には、「ニンテンドースイッチのハードは好調だけれども、供給する製品の利益率が悪いのでNvidiaはあまり儲かっていない」というような記事が海外で出ていたりもしました。
ただ、そうはいっても、ニンテンドースイッチは数百万台売れており、また、計画分だけでも追加で1000万台、実際にはここから更に何百万台も上乗せできると思われるので、利益率が低くても、今後、かなりの数が売れることで、Nvidiaの業績にも大きく貢献することになるでしょう。
なお、Tegra全体に対するニンテンドースイッチのセールス分は、現時点では5割あるかないかぐらいとみられています。
コメント
単純な利益よりもモバイル向けの新製品の開発を継続する理由が生まれたことのが意味があるんじゃないかな。Teglaは採用されるスマホやPCが減ったせいで車載用に移行せざるを得なくなってたわけだしね。CEOからは任天堂とのパートナーシップを長期的に考えているような発言があったし、Switchの後継機に採用されること前提に新型Teglaを開発できるのは大きい。
絶好調やね