元任天堂の上村雅之氏の逝去が伝えられています。
上村雅之氏は、ファミコン、スーファミなどの生みの親です。
上村雅之氏が逝去
家庭用のテレビゲームの歴史は、実際にはその前から「家庭用ゲーム機」はいくつか存在しましたが、その圧倒的な普及台数から考えると、実質的にファミコンから始まったと言っても過言ではないものになっています。
今回、この任天堂のファミコンを作った上村雅之氏の逝去が明らかにされています。
上村雅之氏は、当時は別の社名でしたが、現シャープの社員であり、コンピューターや半導体の技術者として活躍していました。
そして、シャープが任天堂と取引する中で、任天堂側が上村雅之氏を引き抜いた形になっています。
任天堂にやって来た上村雅之氏は、その技術を生かして、ファミコンよりも前の家庭用ゲーム機「カラーテレビゲーム」などを開発します。
その後、ファミコンやスーファミの開発を行い、これらは説明不要なほど大ヒットを記録する状態になります。
しかし、サテラビューなどを成功させることが出来ず、当時の任天堂の山内社長は失敗に非常に厳しかったということなどもあり、上村雅之氏は、ニンテンドウ64など、その後の任天堂ハードの開発に関わることはなくなっていました。
上村雅之氏は、その後、任天堂の開発アドバイザーなども務めつつ、立命館大学の教員紹介として活躍していました。
しかし、2021年12月6日に78歳で逝去したと同大学が発表しています。
なお、今回の元任天堂の上村雅之氏の逝去に関連して、スマブラ桜井氏が以下のようなコメントを出しています。
ファミリーコンピュータの生みの親、上村雅之さんが亡くなられたことが発表されています。ご冥福をお祈りします…
ファミコンは、私がもっとも影響を受けたゲームハードです。これがなければ、いまもなかった。
カービィ桜井氏、後のスマブラ桜井氏の誕生に限らず、ファミコンやスーファミが生まれていなければ、自分の好きなあのゲームもこのゲームもなかったかもしれないと思うと、なかなか感慨深いものはあります。
ご冥福をお祈りします。
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