ソニーの「プレイステーション2」について、1つ情報が出ています。
情報は、PS2の全世界での累計販売台数の最新情報が公開されたというものです。
PS2、全世界での累計販売台数
プレイステーションについては、初代のPS1ハードが1994年12月3日に発売されています。
そして、今年、2024年12月3日に30周年の記念日を迎えます。
今回、このプレイステーションの30周年を記念した特設サイトが公開されています。
この特設サイトは、これまでのプレイステーションのハードなどを振り返るというようなものなので、基本的には新情報はありません。
ただ、その中で注目されている新情報と言えるようなものが1つあります。
それは、PS2の全世界での累計販売台数の最新情報が公開されたというものです。
これによると、PS2の全世界での累計販売台数は、1億6000万台となっています。
謎の500万台増加が公式に
ソニーの「プレイステーション2」は、これまでの公式データでは、全世界での累計販売台数は1億5500万台以上とされていました。
これは、12年ぐらいずっと公式情報として公開されていた内容です。
しかし、「PS2販売台数の修正でゲーム史が変わる。スイッチが抜く直前のジムライアン最後の足掻きとも」の記事でご紹介したように、2024年3月に、日本軽視でおなじみのソニーのジムライアン氏が退職に関連したポッドキャストの中で、PS2は実は1億6000万台以上売れているということをコメントしていました。
この内容は全世界で話題になりましたが、雑談コメントだったので、これがソニー公式のPS2の販売台数の情報として有効なのかどうか議論にもなっていました。
そして、今回、前述のようにソニーの公式サイトに、このコメント内容通りの「PS2は1億6000万台売れていた」という情報が掲載された形になっています。
よって、PS2の全世界での累計販売台数は、12年ぐらいずっと「1億5500万台以上」というものでしたが、謎の500万台増加が公式のデータとなり、現在は「1億6000万台以上」ということになっています。
ちなみに、500万台増加が謎だと言われているのは、1億5500万台以上と発表されたしばらく後に、PS2の生産が終了しているからです。
つまり、ハード末期に全世界で500万台も本当に売れたのかという疑問があるということです。
また、それほど売れていたのなら、なぜデータを更新しなかったのかとも言われています。
一方、当時のPS2の勢いを考えると、ハード末期とは言え、生産終了までに500万台を売った(出荷した)というのは絶対にない話ではないとも言われており、謎の500万台増加が嘘だとは言えないものでもあります。
スイッチは…
PS2の全世界での累計販売台数は、先の記事でご紹介したように「世界で最も売れたハード」の記録に関わる内容なので注目されています。
そして、この記録をニンテンドースイッチがもうすぐ塗り替えるのではないかとも言われていました。
しかし、販売台数が落ちて来ているハード末期のニンテンドースイッチの全世界累計セールスは、2024年9月末時点で1億4604万台です。
このスイッチの販売台数は、2025年内にはスイッチ2も発売されるとみられていることから、PS2の以前の記録の「1億5500万台以上」ならば超えるかもしれない部分もあったものの、最新情報の「1億6000万台以上」を超えるのは無理ではないかとも言われています。
よって、一部では、PS2の販売台数の「謎の500万台増加」は、スイッチの記録更新を阻止するためではないかとも言われる状態になっています。
コメント