ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」について、1つ話題が出ています。
話題は、スティーブのPMLGをバグ技として禁止にする動きが出ているというものです。
スマブラSP、スティーブPMLG
「スマブラ スペシャル」の参戦キャラクターとして「スティーブ」が存在します。
今回、このスティーブの戦い方が海外で少し話題になっています。
それは、「PMLG」(Phantom MLG)と名付けられている戦い方がバランスを崩すのではないかというものです。
スティーブのPMLGとは、やられ硬直をキャンセルする技です。
steve just turns this game into brawl where multihits dont work :) pic.twitter.com/SKrby5NM8z
— connor (@connorcarried) February 25, 2023
Have you seen the Steve hitstun canceling clips floating around?
— XCido (@XCidoClipDump) February 25, 2023
Did you hope they were fake?
Well sorry to burst your bubble!
Introducing Phantom MLG: pic.twitter.com/OJ2GIM5Env
スティーブのやられ硬直をキャンセルするテクニックPMLGについて現状調べて分かったことをまとめました。動画にしようと思ったけどだるかったので文章で。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・スティーブの空中NB=ブロック設置は、先行入力した場合0Fのモーションに置き換わる。これをPhantom Block(PB)と呼ぶ。
・PBをした後着地または他の行動をするまでの間、立ち吹っ飛びの硬直をNB入力でキャンセルできる特殊な状態となる。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・NB入力の空ブロック設置はは任意行動でキャンセル可能なため、実質硬直をキャンセルして任意の行動が可能となる。
・硬直をキャンセルしても慣性は消えないため、硬直キャンセル後普通に技を振っても当たらないことが多い。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・技を受けてからすぐに硬直キャンセルしなければ入力までのフレームでどんどん距離が離れるので、通常技での当て反はかなり難易度が高い。ただし、上方向の吹っとびは金床すればいいだけなので当て反になりやすい。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・トロッコは慣性を消すことができるが、NB自体を最速で入力し、その後横Bを最速で入力するのは相当操作難度が高いため実際に適用できる場面は恐らく少なめ。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・多段技に対してPMLGをする場合、2段目以降は硬直キャンセルできなくなるため、1段目に対して反応する必要がある。
・現状考えられる使用方法として、立ち回りでの使用、着地狩りの拒否、非確定コンボへの割り込みがある。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・立ち回りでの使用は、立ち回りの中で攻撃などの後隙にPBを仕込むことで相手の技をあえて受けて当て反を取る戦い方。
前提として、PBが出なくては特殊状態にならないため、空後にPBを仕込むなどしても全体Fが長く適用できない。立ち回りで使用できるのは空Nまたは空上やトロッコ抜けにPBを仕込み敢えて何もしないやり方。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
序盤は多くの技に硬直キャンセルが出来るが、通常のキーコンでは技の後隙にPBを仕込み続けるのは難しく実戦値は未知数。また、多段技の場合1段目の硬直をキャンセルしても普通に2段目以降に当たる。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・着地狩りの拒否は、相手に吹っ飛ばされたやられ硬直にPBを仕込み、その後の攻撃にPMLGを使用する使い方。これは、そもそも吹っ飛ばされるようなダメージでは次の攻撃も倒れ吹っ飛びになる場合がほとんどであるため、使用できる機会が少ない。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
ただし、多段技は1段目が倒れ吹っ飛びになっているため多段技で着地狩りを行うキャラに対しては使用できる可能性がある。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
1段目に反応しなければならないため、ピットの空上などの間隔の短い多段技へ使用するのは難しいが、バンカズやインクリング、ソニックの空上のようなある程度間隔のある多段技であれば実用的に反応して使用できる。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
ただしできるのは当たってから回避するのみで反撃はできず、PMLG可能状態を維持するには棒立ちで降りてくる必要があるため、他の立ち吹っ飛びではない技で殴られると普通に食らう。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
・非確定コンボへの割り込みは、2 つの条件が必要となる。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
1. コンボ中の技1に対してPBを使用する必要があるため、技1から繋ぐ技2までの間に1F以上行動可能フレームがある。
2. 技1から非確定で繋ぐ技2が立ち吹っ飛びである。
上記の条件を満たす技1技2のコンボの繋ぎには、技2ヒット後に硬直キャンセルが可能なため、コンボ中に割り込むことができる。
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
ただし、PBはやられ硬直の終わり際の適切なタイミングで使用しなければ発動しないことから相手の技の硬直を正確に把握する必要がある。また、PB→空ブロック設置→即キャンセル行動 は操作難度が高め
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 26, 2023
追記
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 27, 2023
ジャンプ踏切の3F中2,3F目にブロック入力をすることでも特殊状態となることが判明
入力難度は少し高いもののこれは立ち回りに簡単に組み込むことが出来てしまうため序盤の立ち回りが強力になってしまう可能性がある
どういうものなのかは、がっつり正確に説明するのはなかなか難しいので、スティーブ使いのそんじょさんの説明を参考にしておいて下さい。
そして、このスティーブのPMLGがズルいとして「バグ技」に認定され、海外の非公式な大会の中で禁止にする動きが出ています。
また、スティーブのPMLGは、使ったかどうかが分かりやすい技というわけではないので、スティーブそのものを禁止キャラに指定してPMLGを使わせないようにしている海外の非公式な大会もあります。
なんならシュルクとか同じように硬直キャンセルするダイヤルストレージってバグテクもってる上にそもそも盾で確定技にも割り込んでくるSランクキャラいますからね
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 28, 2023
うるせえ!スティーブキモいからBANなんだよ!なら理解できますが、変に理屈こねて矛盾してるのでうーんという感じです
実戦で使う価値もそこまでないテクニックを見た目のヤバさで特に自分で検証もせず騒ぎ立てて、実戦で何か問題が出てくる前にキャラ毎禁止するって、完全にスティーブ嫌いでBANする口実探してただけだろ
— そんじょ (@Sonjo_SSBU) February 28, 2023
一部のアンチがそういうこと言ってんのはいいけど、海外だと運営再度がヒスなのやばいわ
一方、「やられ硬直をキャンセルする技」が使えると強いのは確かですが、実戦でそこまで使える技なのか疑問の声もあります。
さらに、スティーブのPMLGのような、「仕様とは少し違うのではないかというような挙動」は、テクニックとして「スマブラ スペシャル」の他のキャラクターにも存在します。
このため、「スマブラ スペシャル」のスティーブだけ禁止だと騒がれることに対して違和感があるという意見もあります。
そして、これは、元々海外勢にスティーブアンチが多いからではないかというような分析もあります。
よって、「スマブラ スペシャル」のスティーブのPMLGをバグ技として禁止にする動きについては、そういった事実があるのは確かですが、「スティーブだから」騒がれている部分もあり、スティーブにだけ重大な欠陥が発覚して話題になっているわけではないとも言えるかもしれません。
コメント
すぐ禁止禁止言うんだから…
まるで小学生