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ソニーvsテンセントのパクリ裁判、デザインはパルワぐらいの姑息な変更は入っている

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 ソニーvsテンセントのパクリ裁判の話題をご紹介しておきます。

 話題は、デザインはパルワぐらいの姑息な変更は入っているというものです。

 

ソニーvsテンセントの裁判

 ソニーが、中国の大手「テンセント」を訴えています。

 訴えは、アメリカのカリフォルニア州で行われています。

 その内容は、テンセント(系の企業)が「LIGHT OF MOTIRAM」として発売を予定しているゲームが、ソニーの「Horizon」シリーズの著作権や商標権などを侵害しているというものです。

 つまり、簡単に言えば「LIGHT OF MOTIRAM」が「Horizon」のパクリだとしてソニーがテンセントを訴えたということです。

 

デザインはパルワぐらいの変更

 「LIGHT OF MOTIRAM」が「Horizon」のパクリだとする根拠の1つとして、ソニーはデザインが真似されているということを裁判資料の中で述べています。

 例えば、これはソニーの裁判資料によるものですが、キャラクターのデザインは上の画像のようなものであり、左が「Horizon」、右が「LIGHT OF MOTIRAM」です。

 これは、特に上段の画像の方は装飾品の色の付け方などがかなり似ており、パクっていると言えるような部分があります。

 一方、顔は明らかに異なり、右のポリコレ感のない方が良いという人も多いかもしれません。

 また、例えば、フィールドデザインは上の画像のようなものであり、左が「Horizon」、右が「LIGHT OF MOTIRAM」です。

 これは、失われたハイテク文明の名残と荒野というコンセプトが似ており、「LIGHT OF MOTIRAM」にも同じような景色が登場するとされていることから、ソニーはフィールドデザインもパクられていると主張しています。

 ただ、このような「失われたハイテク文明の名残と荒野」というのは、わりとテンプレ的な描写でもあるので、どこかで見たことがあるような景色に過ぎないとも言えるかもしれません。

 このように、ソニーが訴えの中で主張しているデザインのパクリについては、上の例が全てではないものの、「そのままコピーされた」というようなものではなく、テンセント側はパクリにならないようなデザインに変更している部分もあります。

 これは、パルワールドがポケモンのデザインをパクって、訴えられないようにギリギリのデザインに変更していたものと類似しているとも言え、「LIGHT OF MOTIRAM」のデザインはパルワぐらいの姑息な変更は入っているとも言えるものです。

 よって、「LIGHT OF MOTIRAM」もパルワと同じく、1個や2個ではなく、かなりの数の同じようなデザインのものが登場するので、「LIGHT OF MOTIRAM」はデザイン的にも「Horizon」のパクリだと言えると思われますが、このようにデザイン的には「完全なコピペ」にはなっていないため、ソニーのデザイン部分に関する訴えの内容に十分な正当性があると考えるならば、パルワールドのパクリも批判するのがダブルスタンダードではない正常な思考とも言えるかもしれません。

 ちなみに、パルワ裁判と異なり、ソニーがテンセントを「特許の侵害」などではなく「著作権の侵害」などで訴えたのは、過去にテンセントがソニーに「Horizon」の新作を作らせてくれとプレゼンテーションを複数回行っていた部分があるからだと考えられています。

 このプレゼンは結局ソニーに全て断られるのですが、断られたテンセントがその腹いせに?「Horizon」の新作として作るつもりだったもの、途中まで作っていたものを「LIGHT OF MOTIRAM」という名前にして、デザインや設定などを変更して発売する予定にしているというのがソニーが激怒し、裁判すれば「著作権」で勝てるのではないかと考えた理由にもなっているようです。

 その他、パルワとポケモンのゲーム性は少し異なり、「Horizon」と「LIGHT OF MOTIRAM」は、「LIGHT OF MOTIRAM」はそもそも未発売なのでどのようなゲーム性なのかハッキリしないものの、ゲーム性はかなり似ているとも「予想」されているので、その部分についてもソニーは著作権の侵害があると考えているようです。

関連:
 ポケモンをパクったパルワールドをパクったゲームを中国のテンセント系スタジオが開発中と報じられる

コメント

  1. ゲーマー より:

    正直買う側のリテラシーが問われる問題ではありますが。

    感情論抜きにして考えればHorizonそのものが

    ゾイドのデザインとモンハンのゲーム性を掛け合わせたゲームですからね。

    パルワールド含めて有りか無しかで言えばアリじゃないかと。

    コンビニのポンテリング?に著作権が無いように
    結局似て非なるものをそれで良しとするかはユーザー次第じゃない?

    安物買いの銭失い、いわゆるオリジナリティをどう評価するか
    買う側のモラルが問われるかと。

    ただこうした問題がメディアに取り上げられること自体が
    中国企業がいわゆる欧米のイメージした製品に便乗して
    安くで売り捌くビジネスモデルに嫌悪感を抱き始めた証拠なのかと

  2. 匿名 より:

    任天堂が批判されているのはゲーム性は似ても似つかないのに特許の侵害で訴えたことことであって同一視はできない

  3. 匿名 より:

    結局パクろうが売れるのが悪い
    ユーザー側がしっかり拒否しないからパクリが増える
    買うやつもこういう記事で話題にするやつも共犯のようなもん

  4. 管理人 より:

    パクリ側を完全に批判的に書いている今回のような記事を出しているところと、ほとんどの企業系まとめブログがやっているような広告費などの金銭的な支援の関係でまともな批判もせず、何度もパクリ側を持ち上げる記事ばかりを出して来るようなところの話題の出し方を同一視して頂きたくないと思っています。

  5. 匿名 より:

    まあ特許ゴロしないだけマシだな

  6. 匿名 より:

    アーロイの方が現実にいたらかわいいだろうな
    実際アーロイのモデルの人はかわいい
    ただゲーム化されると面影はあるが何か違う(個人的にスクエニのフォースポークンでも同じようなことを思った)

    一方でこのテンセントのやつはそもそもアニメチックなリアルさなのでこのまま現実化されたら奇妙な人になるだろう
    まぁこれはゲームとしてのアジア文化の強さが感じられる

    テンセント自体は大手なのに何で露骨にパクったと思ったが逆恨み的な根性でやったんなら気が据わっているというか何というか

  7. 匿名 より:

    微妙にモンハンも混ざってる。
    デザインやシステムが似てるって程度だと勝てないから厳しいのでは。

  8. 匿名 より:

    パルワールドと提携してるソニーが著作権の侵害とかそれは無いでしょ
    どんなお笑いをしてるんだよ

  9. 匿名 より:

    そもそもパルワールドのゲーム性はポケモンと少し異なうじゃなく、似てるところは一つもありません。
    リアルタイムマルチオープンワールドサバイバルゲームとRPGコマンドバトルゲームは完全に違うジャンルです。
    デザインは似てると言っても主観的で色や目、輪郭、シルエットなど一致すらしないので著作権侵害になるわけない
    例えば、青色の鹿キャラムラクモと鹿でもない何かの生物にも似てないポケモンと酷似とか、小僧キャラ(翼とかの特徴一切なし)で弓使えるからってポケモンの鳥キャラと酷似とか、ファンの主観的な感想であって似てると言っても人それぞれになる

  10. 管理人 より:

    パルワのゲーム性はArkのパクリだと言われていますが、ポケモンと似ているところが「1つもない」ことはないと考えます。
    例えば、モンスターボール的なものを投げるという部分も1つのゲーム性であり、実際に任天堂が訴えているのもその部分に関連した特許です。
    念のため書いておくと、これはポケモンがそのゲーム性の元祖だという意味ではありません。

  11. 匿名 より:

    スマブラのパクリゲーを出したり
    当時いろんなゲームからの盗用を指摘されてた原神を囲い込んだり
    パルワに関しては会社まで作っちゃったソニーがこんな訴訟起こしてるのも滑稽に見える

  12. 匿名 より:

    原神もゼルダのパクリですよねぇ・・あれ