スプラトゥーン2、バックアップ勢や養殖が消える完全ガチの仕様に

　ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン2」について、ガチマッチの仕様が少し案内されています。

　今回は、バックアップ勢や養殖が消える完全ガチの仕様になっています。

スプラトゥーン2、ガチマッチ

　「スプラトゥーン2」のガチマッチは、実際にはナワバリバトルも雰囲気的にはそうなっているので、スマブラの部屋分けのようなものや、日常で使う意味の「ガチ」を想像すると少し分かりにくいのですが、3種類のルールが用意されているモードのことです。

　エリア、ヤグラ、ホコといった3ルールがあり、今回のニンテンドースイッチ版では、前作のようにまとめてではなく、それぞれのルールごとに「ウデマエ」が認定されます。

　「ウデマエ」は、「レート」のようなものであり、勝てばアップし、負ければダウンするという、そのプレイヤーの現在の強さを表す指標です。

　スプラトゥーンでは、このウデマエが近い人同士で、ガチマッチを行うことになります。

　ただ、今回の「スプラトゥーン2」では、ウデマエの他、「ガチパワー」という指標も追加されています。

　「ガチパワー」がどのように決定されるのかは、今のところよく分かりません。

　ただ、ウデマエは、前作では、例えば同じ「S＋」のウデマエでも、S＋の上位の方か、S＋の下位の方かで、かなり上手さの違いが生じていたため、より細かくプレイヤーを分類し、マッチングさせるために追加されたような数値になっています。

バックアップ勢や養殖が消える完全ガチの仕様

　「スプラトゥーン2」については、前述のように、「ガチマッチ」では、自分の「ウデマエ」アップを目指すというのが1つの遊び方です。

　ウデマエを上げれば、何かいいことがあるかと言えばそうでもないので、ガチバトルをエンジョイプレイしても問題ないのですが、より上位のウデマエや、カンストまで上げようとプレイする人はかなり多いです。

　このため、実際のゲームの実力はないのに、ゲーム内のウデマエ表示だけを何とか無理に上げようとする人も、WiiU版では存在していました。

　その2大勢力が、バックアップ勢と養殖勢です。

バックアップ勢

　まず、バックアップ勢は、そのまま、セーブデータをバックアップして無理にウデマエを上げる人々のことです。

　ウデマエは、負ければ下がるので、負けたときはゲームを終了してセーブデータを消し、その後、バックアップしてあるセーブデータに戻して、また元のウデマエ表示でプレイし、勝ってウデマエが上がるまでこれを繰り返すというようなプレイ方法です。

　今回、「スプラトゥーン2」は、セーブデータのバックアップが現在のところ全くできない、「ニンテンドースイッチ」で発売されるソフトのため、そもそもバックアッププレイを行う方法がありません。

　よって、「スプラトゥーン2」では、バックアップ勢というのは存在しないということになっています。

養殖

　養殖は、タッグマッチで自分の実力以上にウデマエが上がっていた人々のことです。

　「タッグマッチ」は、強いフレンドと一緒にプレイすれば、自分がイマイチでも勝てる可能性が高く、野良バトルでウデマエを上げるよりも簡単に上げられると言われることもあります。

　実際にはそれほど簡単でもないのですが、理屈的には野良より簡単に上げられるイメージになっているので、WiiU版のときから、タッグマッチでウデマエが上がる仕様はいらないと言われることが多かったものです。

　今回、ニンテンドースイッチ版では、そういった声を反映させたのか、タッグマッチでウデマエは上がらなくなりました。

　スプラトゥーン2では、以前に少しご紹介したように、「タッグマッチ」という名称はなくなり、同じような仕組みは「リーグマッチ」という名称で提供されることになります。

　リーグマッチでは、ウデマエが上がる代わりに、次のステージ変更があるまでの2時間の期間で、メダルがもらえるランキングが決定されるという仕様になっています。

　このため、「タッグマッチ」的なものでウデマエを上げる方法はなくなったので、養殖と言われるような、野良よりも簡単そうなウデマエアップ方法は消えたということになります。

　よって、スプラトゥーン2では、養殖も消え、前述のようにバックアップ勢も消滅しているので、特にウデマエの指標は、完全ガチの仕様になっています。

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