ゲームの「ショーイベント」について、1つ話題が出ています。
話題は、Summer Game FestやThe Game Awardsの料金が高すぎるというものです。
Summer Game FestやThe Game Awards
ゲーム関連の世界最大のショーとして、毎年6月に開催される「E3」というイベントが存在しました。
ただ、ステイホームな時期が何年か続き、完全な形で開催できない状況になっていたこともあり、2023年12月に正式にE3廃止が発表されています。
そして、その代わりとして「Summer Game Fest」(サマーゲームフェスト)というイベントが注目される形になっています。
「Summer Game Fest」は、カナダのゲームジャーナリストGeoff Keighley(ジェフ キーリー)氏が主催する主に海外向けのイベントです。
Geoff Keighley氏は、主に海外向けのイベントとして知られている、年末に開催される「The Game Awards」の主催者でもあります。
つまり、年末のゲームイベントに続いて、夏のゲームイベントもGeoff Keighley氏が支配するような状態にもなっています。
今回、この「Summer Game Fest」や「The Game Awards」に対して批判的な記事が海外メディアによって公開されています。
これによると、「Summer Game Fest」や「The Game Awards」は、何人体制でどのような人たちが関わっているのかなど、運営に関する質問に対して何も返答しなかったとのことです。
そこで、これらのイベントに参加しているゲーム会社に対して取材を行い、ブラックボックスになっている運営が少し報じられています。
1分の動画で約4000万円
「Summer Game Fest」や「The Game Awards」は、東京ゲームショーのような展示イベントではなく、テレビ放送やネット配信を通じて行われる映像イベントです。
イベントの内容は、ざっくり言えば最新のゲーム情報が映像で紹介されるというものです。
ただ、無償枠も少しあるものの、ここで紹介される多くの映像は、各ゲームメーカーから「料金」を徴収して「宣伝してやる」という形になっているそうです。
その料金は、取材に基づくものなので、正式な内容ではない可能性もありますが、「Summer Game Fest」も「The Game Awards」も大体同じであり、1分の映像が25万ドル、1分半で35万ドル、2分で45万ドル、2分半で55万ドル…、というようなものになっているとのことです。
これは、1ドル156円で計算すると、1分の動画で約4000万円、2分半の動画で約8600万円もするということになります。
よって、Summer Game FestやThe Game Awardsの料金は高すぎると海外で話題になっています。
料金が高すぎる
Summer Game FestやThe Game Awardsで流される動画に対して、このような値段が付けられているのは、注目度が高く、視聴者数の多いイベントだからだとされているそうです。
つまり、それだけ宣伝効果があるということです。
ただ、前述のように、Summer Game FestやThe Game Awardsの運営体制は非常に不透明なので、運営費などを元にして、本当にその値段付けは正しいのかとも言われています。
また、ソニーや任天堂、マイクロソフトのゲーム情報番組で動画を流すのに「料金」を取られることはないので、あえてステプレやニンダイではなく、「謎のゲームイベント」に大金を支払うゲームメーカーも何を考えているのかよく分からないとも言われています。
ちなみに、ステプレやニンダイは、どのようなゲームでも紹介してもらえるわけではありません。
このため、料金を支払えば動画を流してもらえるSummer Game FestやThe Game Awardsのイベントは、そういった意味では「使える」とも言われています。
ただ、これらのイベントでもただ単に料金を支払えばいいというわけではなく、基準もあり、断られるパターンも普通にあるようです。
なお、海外のゲーム業界は、現在リストラが大規模に行われるような状況にもなっています。
このため、「謎のゲームイベント」に大金を支払うよりも、そのお金で雇用を大事にして欲しいというような批判も出ています。
そして、正確な金額ではないかもしれないものの、取材により高すぎる料金が明らかになったことで、Summer Game FestやThe Game Awardsに出展しているゲーム会社に対して厳しい目が向けられるような状態にもなりました。
また、Geoff Keighley氏に対しては、そのような大規模なリストラに対して問題だというようなコメントを出して欲しいというような要望も以前から届けられているそうです。
しかし、Geoff Keighley氏は、ゲーマーでもゲーム開発者でもなく、ゲーム会社という「お客様」を第一にする主義だからか、そのような要請に対して完全無視を決め込んでおり、その点でも以前から批判されています。
Summer Game FestやThe Game Awardsについては、他には、E3などと異なり、取材したいとメディアが申し出ても無視されるケースがあり、Geoff Keighley氏がお気に入りのメディアしか取材させていないのではないかというような点も批判されています。
これは、運営が不透明だとか、料金が高すぎるなど、批判的な記事が他のメディアからあまり出て来ない理由にもなっていると考えられています。
コメント
TVのスポットCMだって1分ならゴールデンでも400万くらいだろ
自社で宣伝媒体持ってる大手ほど金払う意味のないイベントですな
自分的には何とも言えない話
料金が高いってゲーム会社が感じるならわからんでもないけど
雇用に関しても主張はわかるがこのイベントのせいとは感じないし
不必要なイベントと企業や皆が思えば廃れるだろうし
一方でハードに頼らない他のイベントを起こそうと思えばそれはそれでまた手間になりそう
ステプレとかニンダイなどでの発表はマルチの作品の場合ややこしい、まぁ興味あったら調べるけどさ
自社カンファレンスだと広がりが薄そう
ストリーマーとかインフルエンサーに頼む理由がわかる
申し訳ないけど第三者がこれを言うのは意味わからんくない?
この額がこのイベントの宣伝力に見合ってると思ったから各社ここに頼んだわけでしょ?
テレビのCMとかスタジアムの広告とやってることは一緒じゃん