任天堂について、1つ話題が出ています。
話題は、スーパーファミコン試作機という激レアがヤフオクに出ているというものです。
スーパーファミコン試作機という激レア
スーパーファミコンは、任天堂の昔の家庭用ゲーム機です。
この家庭用ゲーム機は、ニンテンドースイッチでその作品の一部が遊べるなど、存在自体は広く知られていると思われます。
今回、この任天堂の昔の家庭用ゲーム機の製品版ではないものが、ヤフオクで売られていることが明らかになっています。
それは、「スーパーファミコン SFC 本体 試作機 開発機」として出品されている上のようなものです。
このスーパーファミコン試作機と言われているハードは、製品版のスーパーファミコンと異なり、電源ボタンが赤色になっているのが大きな特徴です。
また、出品者による説明によると、ソフトの差込口の形状や、ケーブル類の差込口も製品版と異なるそうです。
さらに、製品版には存在しないヘッドホン端子やボリューム調整機能も存在します。
このスーパーファミコン試作機は、存在があまり知られていない激レア過ぎて偽物の可能性もあります。
試作版スーファミ2種。ファミコンアダプタとは何だったのか pic.twitter.com/HtEngvgrTo
— タイドラ (@SDG1CENTURY) November 21, 2019
1988年11月21日
— K-Eba@プログラミング書籍の館 (@EndymionProgram) January 25, 2019
初めて公開されたスーパーファミコン試作機
発売時とはボタン色やコネクタが違います
またLRをEFボタンと呼び、ヘッドホン端子も搭載予定でした
多彩なデモによる機能紹介
ドラゴンフライなるサンプルはパイロットウイングスの前身です#レトロコンシューマー愛好会 pic.twitter.com/L5O50qyJ88
発売の半年くらい前に比べると、さすがに試作品は色々と違いますね。ファミコンとの互換機能はやはりコスト的に難しかったのかな。 pic.twitter.com/dRfTsOxqt8
— あかみどり (@akamid83) January 25, 2019
今日はスーパーファミコンが発売33周年でしたね。
— よこやん29 (@yokoyaan29) November 20, 2023
発売1年前にハードの外観が公開されていましたが
前面の接続ポートが多かったり
右サイド手前にも接続ポートがあったりと
細かい違いがありました。#任天堂 #スーパーファミコン #sfc #レトロゲーム
(c)アスキー/ファミコン通信1989年9月1日号 pic.twitter.com/9zSpfXatXf
ただ、これらの特徴は、かつてゲーム雑誌で公開されていた「スーパーファミコン試作機」とされる画像と一致する特徴になっているそうです。
さらに、後述の「No.8」の内容もあるので、本物だと言われています。
ちなみに、スーパーファミコン試作機と言われるものは、今回ヤフオクに出品されているものとは違う、製品版からかなりデザインが異なるものもかつてゲーム雑誌などで公開されていたようです。
「任天堂最強法務部」の出動は…
スーパーファミコン試作機は、これまでオークションなどに登場したことがないかもしれないぐらい激レアなものだと言えるハードになっています。
激レアになっている理由は、このような試作機は誰か個人の所有物ではなく、任天堂の所有物であり、任天堂が直接オークションなどに出さない限り、外に出て来ないものになっているからです。
そして、任天堂が関わらない形で外に出て来ているということは、それは「盗まれたもの」だという解釈も可能なものになっています。
実際、今回のスーパーファミコン試作機も背面に「開発用見本」と記載されており、「この見本品は開発用として貸与したもので、第三者への譲渡などは禁止する」というようなことが書かれています。
また、オークション画像では見えないようにされていますが、「○○様」として貸し出した相手の名前(社名)も記載されています。
よって、今回のスーパーファミコン試作機は、正確に言えば、No.8に分類されるゲーム会社が「借りパク」していたものが誰かの手に渡り、ヤフオクまでやって来ているということになります。
このため、完全に借りパクだと分かる状態の商品になっていることもあり、「任天堂最強法務部」が返せと訴えるなどすれば所有権を失う可能性があるものでもあります。
また、このような商品は、ヤフオクの利用規約で禁止されている出品物となります。
このため、激レア商品なので現在100万円以上の値段が付いていますが、正式にオークションが終了するかどうかは微妙です。
さらに、正式にオークションが終了したとしても、落札者は借りパク品だと分かって購入したものとなるので、今度は落札者が「任天堂最強法務部」から訴えられるリスクを持つということにもなります。
一方、任天堂が訴えて来ない可能性も普通にあるので、将来の値上がりを狙って落札しようと思う人は多いかもしれません。
よって、今回のスーパーファミコン試作機のオークションは、「100万円以上の落札」 vs 「『任天堂最強法務部』の出動」があるかどうかも見どころとなっています。
ちなみに、よく言われるだけで、現在の任天堂には「法務部」という名前の部署は存在しません。
ヤフオク
コメント
落札された場合で任天堂が回収したい場合、落札にかかった費用を支払えばできるっぽいですね
出品者から回収する場合はどうなんでしょうねぇ
盗難だと認定できたとしても時効だし、おそらく倒産して夜逃げした会社の残したものとかだろうし、特に動かないかもね
窃盗罪と横領罪のどっちになるのか知らんけども
どっちにしても民事の時効は20年だから取り戻せないのでは?
よく見たらAV出力端子の形状が製品版SFCからGCまで使われたのと違うし動作確認難しそう
おおかた、前の経営者さんがいなくなったり会社自体が潰れたりで、倉庫整理してたら出てきたからヤフオクで勝手に出品って感じじゃないの
労力と裁判費用を大量投入して三十年以上前のハードのプロトタイプを一台だけ抑えるだけだなんて、任天堂にとって何の得もないだろ
今見たら三億になってますね…