ソニーの「ICO」について、1つ話題が出ています。
話題は、米津玄師さんのICOへの想いが凄いというものです。
米津玄師、ICOへの想い
「ICO」は、ソニーがプレイステーション2で2001年12月6日に発売したアクションアドベンチャーゲームです。
その後、2011年9月22日に、プレイステーション3でHDリマスター版が発売されています。
今回、この「ICO」が、2021年12月6日に20周年を迎えたことを記念し、週刊ファミ通 2021年12月16日号で特集が組まれています。
そして、この中で、有名人によるお祝いコメントが掲載されており、ミュージシャンの米津玄師さんもコメントを寄せています。
こういったお祝いコメントは、一般的には、当たり障りなく、すごい作品です、おめでとうございますなどというコメントが寄せられるパターンが多くなっています。
あるいは、「子供のころから大好きで、ずっとプレイしています」的な、あらゆるものに対して同じようなコメントを出し過ぎて、本当に何が好きなのか収拾がつかなくなっているタレントさんがネットで話題になるパターンもあります。
ただ、今回の「ICO」の20周年記念に対して、米津玄師さんが出しているコメントはガチです。
まず、米津玄師さんが「ICO」を初めてプレイしたのは、14歳、15歳ぐらいの「子供」だったとされています。
そのときは、生活に漠然とした違和感を覚えながらも、言語化できない日々を過ごしていたそうです。
しかし、ICOと出会い、主人公の少年に自分を重ねることが出来たそうです。
そして、それからは、いついかなる時もICOの切れ端を生活に感じながら今まで生きて来たとされています。
また、ICOと出会えなかったら、自分はまだ漠然とした違和感の中に閉じこもり、空虚な日々を送っていたかもしれないともコメントしています。
よって、米津玄師さんにとってICOは、まさに人生を変えた作品の1つであり、今でもそれは変わらないようで、ここまで凄い想いをICOに対して持っている人はなかなかいないとも言えるでしょう。
ちなみに、米津玄師さんの作品は、ゲームなどへのオマージュが取り入れられているものもあるので、ICO好き、かつ、米津玄師好きな人は、その作品の中にICOオマージュを見つけることも出来るかもしれません。
開発初期の映像も公開
ソニーの「ICO」については、20周年を記念し、開発初期の映像も公開されています。
この映像は、ソニーではなく、ICOのディレクターだった上田文人氏が独立して立ち上げたゲーム開発スタジオ「genDESIGN」が公開しているものです。
また、この映像は、ICOがどのようなゲームになるのか、上田文人氏を含め、スタッフ皆が見えず、暗中模索していたときに作られたものだとされています。
そして、この映像がきっかけとなり、光明が見え、チームにとってブレイクスルーになったものだと説明されています。
今回の開発初期の映像は、外部に見せるようなプロモーション映像などではないので、デバッグ表示やノイズ、走査線、サウンド不備などが存在するものになっています。
ただ、今回、20周年を記念して、あえて編集せず、そのままの状態で公開されています。
ちなみに、このときの音楽は、Momusの「Summer Holiday 1999」という既存の楽曲が使われており、これは、上田文人氏のデスクにあったCDから選んだものになっていたとのことです。
コメント