ドラゴンクエスト11、難易度は低めに設定。誰でもエンディングを目標

　PS4、3DS「ドラゴンクエスト11」について、スクウェア・エニックスの開発者が、雑誌「電撃Nintendo 2017年10月号」でコメントしています。

　これによると、今作の難易度は低めに設定しているそうです。

ドラゴンクエスト11、難易度は低めに設定

　「ドラゴンクエスト11」については、発売から1か月ほど経ったので、クリアしたという人も多いかと思われますが、難しかったというような感想はほぼ出ていない状態です。

　これについて、スクウェア・エニックスの内川氏は、今回は、優しめの調整にしてあるということをコメントし、難易度は低めに設定していることを明らかにしています。

　よって、「ドラゴンクエスト11」は難しくないという感想や評判は、狙い通りの結果となっています。

　ちなみに、今作の難易度を低めに設定しているのは、誰でもエンディングを迎えられるようにすることを目標にしているからだそうです。

　内川氏は、最近のゲームは、簡単に遊べるようになっていたりするものが多いので、そういったものと比べられて「弱い」と感じられることを避けるため、このような調整にしているということを述べています。

　ただ、全滅するときは全滅するといったような、ギリギリの冒険感を残したつもりにはしてあるとのことです。

　なお、難易度については、「カジノの難易度」についても少しコメントされています。

　これによれば、今回は、スロットについても、従来よりも優しめの調整にし、当たりやすくしていることが明らかにされています。　

難易度は設定で調整も

　「ドラゴンクエスト11」の難易度については、敵の強さなど以外に、「冒険ガイド」によって、プレイが簡単になっているという部分もあります。

　冒険ガイドは、次の目的地にピンク色の「！」マークを出したり、「～に行こう」というメッセージが出るものであり、レベルファイブの日野社長がイナズマイレブンや妖怪ウォッチなどに取り入れ、アツく語っていたり、最近のポケモン本編などにも存在する仕様です。

　ドラクエは、街の人や仲間の話を聞いて、迷いながら次の目的地に行くというのがシリーズの伝統になっていますが、今回は、堀井雄二氏とも相談し、これまでのシリーズファン以外のことも考え、時代にあわせて、なるべく迷わないようにしたということも明らかにされています。

　よって、このような迷わない仕様も、「ドラゴンクエスト11」の難易度が低めに感じられる一要素になっているようです。

　ただ、この「～に行こう」などの「冒険ガイド」の部分はオプション設定で消せるようになっているので、従来のドラクエファンなどはこれで対応して欲しいというようなこともコメントされています。

　また、これは特にコメントされていませんが、今回は「しばりプレイ」という難易度を上げる要素があるので、簡単なゲームは嫌だというのならば、初見プレイのときからこれをフルに設定してプレイすると、クリアするのが難しいほどの難易度に変更することも可能です。

　なお、その他、今作は、街だけでなく、フィールドなどのキャンプでセーブが可能であり、また、そのポイントが多かったりします。

　さらに、ボス前にセーブポイントが設置してあったりと、HP＆MPの回復や、全滅したときのやり直しが簡単になっている部分も、これまでのDQよりも難易度が低めに感じられる大きな要素になっていると思われます。

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