スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー15」について、少し情報が出ています。
今回は、開発期間は実質3年半であることなどが明らかにされています。
FF15、開発期間は実質3年半
「ファイナルファンタジー15」は、元々「FF15」として作られていたわけではない作品です。
FF15は、元は「ファイナルファンタジー ヴェルサス13」と呼ばれていた作品でした。
「ヴェルサス13」は、FF13の関連作品として、野村哲也氏が手掛けていましたが、あまりにも完成まで時間が掛かっていたため、途中でディレクターが野村哲也氏から田畑端氏に変更されています。
そして、そのタイミングで、「ヴェルサス13」の名前はなくなり、「FF15」に改名されています。
今回、このFF15の開発期間について、主人公「ノクティス」の声を担当した、鈴木達央さんがコメントしています。
これによると、FF15の開発期間は、実質3年半ほどだったそうです。
FF15は、前述の通り、「ヴェルサス13」として開発されていたため、その部分の開発期間を含めると、発売まで10年掛かった計算になります。
しかし、鈴木達央さんは、その部分だけ誇張されて言われる「10年説」を否定し、「FF15」として作り直すことを決めてからは、3年半ほどしか開発期間はなかったとしています。
シナリオは製品版の3倍
スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー15」については、シナリオが本当は製品版の3倍あったことも、鈴木達央さんによって明らかにされています。
これによると、今作のシナリオは、容量の都合で削らざるえなかった部分がかなりあったそうです。
そして、特に当初の予定の前半部分が全てカットされ、お蔵入りになったことが明らかにされています。
ただ、このカットされた前半部分のシナリオは、形を変えて、FF15関連のCG映画として製作された、「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY
XV」に使われたということもコメントされています。
よって、「KINGSGLAIVE」の映画レビューなどでも言われていましたが、この映画は、後から関連作品として作ったものなどではなく、FF15の導入部分の正史と考えて良いようです。
その他、ネタバレ部分など
「ファイナルファンタジー15」について、鈴木達央さんがコメントしている内容は、以下のものです。
1つだけネタバレ要素もあるので、見たい人だけどうぞ。
ちなみに、これらの内容は、許可を得て発信しているともされています。
15になったタイミングで実はプロジェクトは消えかけた時がある。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
だから、実はリリース自体が奇跡的な事でもあるこのナンバリング。#FF15小話
実は15になってからは3年半ほどしか開発に時間をかけられなかったFF15。10年も開発はできなかったんだよね。ゲームエンジンが変わった事も大きな要因。作り直さなきゃいけなかったから。#FF15小話
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
シナリオは実は3倍ある。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
容量の都合で削らざるえなかったシナリオはとにかく沢山あったFF15。
前半部分の頂いたシナリオは今でも俺の手元に大切に保管してあります。#FF15小話
ちなみに、その前半部分は全てカットされお蔵入りに。形を変え、それはKINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVとなりました。#FF15小話
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
ですが、一部のボイスは生かされているので、実は10年前のボイスもところかしこに入っていたりする。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
気付いてる人、いるかな?w#FF15小話
ロードムービーをテーマに収録が始まっていたFF15。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
実はプレイヤーに寄り添う為に、収録にある工夫をしています。そこは企業秘密。15にしかない工夫です。
おかげで他のソフトにはない体験がそこにはあります。#FF15小話
ちなみに関わったスタッフには未だに「王子!」と呼ばれますw
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
音響、ゲーム制作、マジでみんなそう言うのよw
別現場でもなっ!!!
おかげで周りは「ん?王子?」となることもしばしば。#FF15小話
ワールドマップ上の会話は何通りあるか分からないくらいにパターンがあり、シナリオはほぼ1人のスタッフが作りあげている。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
会話の流れを作る為に「どうして会話が生まれるのか?」という事を俺と2人で勉強していたのも良い思い出。
ありがとう、Iくん。#FF15小話
植松伸夫が作ったファイナルファンタジーのメインテーマが流れてそこから更に天野喜孝の描いたタイトルロゴが変わる演出、「坂口博信、植松伸夫、天野喜孝、FF作ってくれてありがとう…」って勝手に歴代FFの文脈感じて泣いてる
— ジスロマック (@yomooog) November 13, 2020
ルーナがタイトルになる演出はスタッフのみんなが、そのあとの演出は俺が提案して天野さんに描いていただいたんですよw
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
みんなで作り上げたファイナルファンタジーにしたくて#FF15 https://t.co/rtQMIX0njb
ちなみにちゃんと許可取って発言してますw
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
今まで言わなかっただけw
みんなに楽しんでほしいタイトルだから。泥をかけられても、プレイする人たちを応援したかったから。
次のタイトルも発表された今なら、こうした機会に巡り合うことももう稀有だろうと思い、スタッフと相談してあえて書いてますよ
皆さんに楽しんでFF15をプレイして欲しい。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
言いたい事はあれど、僕らはできる全てを持って作品を作りました。
厳しい意見も受けとります。
ただ、スタッフみんな「最高のFF体験を」をモットーに作りました。
それが伝わったら幸いです。#FF15
コメント
まあ普通に考えて1面白さ云々じゃなくて10年であのクオリティはおかしいからね、
まあよかった
1/3の状態で発売しちまったって事だろ
もうおせーよ
FF15に期待してがっかりしたファンはもう戻って来ない
というか開発期間が実際はそんなに長くないっていうのは発売前のインタビューの時点で言われてたよな
零式HD発売前だかのインタビューで15に作り直してから2年ぐらいとか田畑が言ってたような
なんかこう作品への愛があるのはすごく良い事だと思うけど、この作品はマーケティングの段階からスタッフがどれだけ頑張ったかにスタッフ自身がフォーカスし過ぎてる感があって、ちょっと痛々しいなと思ってしまう。
つれぇわ
スタッフが必死こいて頑張ってるだなんて社会人として当然のことであってそれを誇られても「で?」っていう
丹精込められた力作だなんてネームバリューがないだけでそこら中にあるわ
当初PS3で開発してたものがPS4になってなお1/3に削られるくらいカツカツならそのままPS3だったらより悲惨なことになってそう。昔はDLCでストーリー補完なんて感覚もなかったし。
というかそれはそれとして開発スタッフでもないいち声優がこんなに内情ベラベラ喋っていいものなの?
スタッフさんは開発期間実質3年半って感覚でも、ファンはヴェルサスの時から10年待たされたからね……
それでさらに削りに削った中途半端な出来をフルプライスで売るんだから批判されるのは仕方ない。
そりゃ頑張って作っただろうけどDLC開発中止した事実がある以上やっぱり失敗だったよ
ストーリーは言わずもがな、セリフ回しが痛々しくてプレイしてて恥ずかしかった
FF7Rが良い出来だったからFF16には期待してる
実質3年半だよ、シナリオもだいぶ削ったんだよ
それでもあのデキなんだ、すごいでしょ!
って考えがあからさまに透けて見えるのが冷めるわ
3年半ほどしか開発に時間をかけられなかったことを打ち明けるのは企業として、製品としてはマイナスなんすよ…
FF7の為の我慢対耐性を付けさせるための予行演習説