任天堂の宮本茂氏が、海外誌のインタビューに応じています。
この中で、悲しみなどをテーマにした作品を作らなかったことに後悔はないということなどをコメントしています。
宮本茂の作品とテーマ
宮本茂氏は、スーパーマリオなど、任天堂で様々な作品の開発に携わって来ました。
任天堂の内製のほとんどのゲーム作品に関わっていると言ってもいいぐらいであり、外注作品でも、ポケモンやカービィなど、「宮本茂チェック」が入ったことで誕生した作品はいくつもあります。
ただ、任天堂の内製の宮本茂作品は、スーパーマリオを筆頭に、特に大きなストーリー性というようなものは設けられていません。
また、設定されているテーマも基本的にはシンプルであり、悲しみなどの複雑な感情をテーマにした作品はないとも言えます。
今回、このようなゲームのストーリー性やテーマについて、海外誌のインタビュアーが、宮本茂氏に、悲しみなどの複雑な感情をテーマにした作品を作らなかったことに後悔はないかと質問しています。
この質問に対して、宮本茂氏は、自分の目指して来たものは、プレイヤーを笑顔にするというような作品なので、特に後悔などの感情はないとしています。
むしろ、もっと皆を笑顔にし、もっと皆を元気にする作品を提供できていればよかったとコメントしています。
また、宮本茂氏は、深いテーマや複雑な感情をテーマにするのは、ゲームのようなインタラクティブなメディアではなく、映画のような受動的なメディアの方が向いているという考えを持っていることも明らかにしています。
なお、このあたりは、ゲームに関する議論で昔からよく言われているところであり、ストーリーや深いテーマを一番に見せたいのならば、映画やドラマを作ればいいだけであり、それを一番に見せるために、プレイヤーにわざわざゲームを操作させて、余計な時間を過ごさせる意味はあるのかというような意見と同じようなところだと思われます。
そして、最近だと、そういったゲーム部分が無駄だと感じる人などによって、特にストーリー性やテーマ性だけをウリにするような作品は、ネットでプレイ動画を見るだけで終わりにされてしまうものも増えているとも言えるかもしれません。
コメント
ピクミンとか結構深いテーマ、というかブラック企業と社畜の関係の隠喩みたいで悲しくなるんですが。
まあ宮本氏がメインで手掛けるゲームはこれからもそういうスタンスで良いけど、ペパマリシリーズにストーリー性は要らない、みたいな横入りとかは止めて欲しい。
これに対しては好みなり色んな意見があって然るべきだけども、一時は「あなた本当は映画とかドラマの方がやりたいんじゃないの?」って作品が乱立したと思う。
バイオハザード7が評価された点って、プレイヤーの手から離れすぎて各々ドラマを作りすぎた過去の作品から、一人称に返ってきた事だと思う。
ちなみに今年発売された「ペーパーマリオオリガミキング」は実はめちゃくちゃ重い話でもあり悲しい物語なんですよ!
さすがやな
本当にこの人はブレない
お笑いだけやってればいいのに周囲にちやほやされて政治や映画に手出してパブリックエネミーと化したお笑い芸人とか
映画やりたいのにゲームしか作れないから映画への未練タラタラな自称監督とか見てるとミヤホンの言ってることはまさに納得できるものなんだよな
ミヤホンは自分の得意分野はゲームしかないことを自分で知っているからこそ、他所の分野に色気を出さなかった
だからこそ今の成功がある