カプコンの「モンスターハンターワイルズ」の話題をご紹介しておきます。
話題は、「前作の『モンスターハンターワールド』」によって生じるライズは何なのか問題です。
モンハンワイルズ、前作のワールド
「モンスターハンターワイルズ」は、2025年2月28日にPS5などで発売されたモンハンの本編シリーズの最新作です。
この最新作は、ソニーが開催した「PlayStation Partner Awards 2025」で優秀賞的な「GRAND AWARD」など3つの賞を受賞しています。
そして、この賞をもらうにあたり、「モンスターハンターワイルズ」のディレクターであるカプコンの徳田優也氏がコメントしています。
この中で、新規ユーザーを取り込むための施策について訊かれ、徳田氏は、「前作の『モンスターハンター:ワールド』含め、初心者の方がどういうところで詰まっているかをデータとして分析」しているということをコメントしています。
ただ、一部のモンハンファンは、この「前作の『モンスターハンター:ワールド』」という部分が気になると話題にしています。
それは、モンハンワイルズの前作は「ワールド」ではなく「モンスターハンターライズ」だからです。
モンハンシリーズについては、最近は、徳田氏のディレクター作品と一瀬氏のディレクター作品に分かれています。
具体的には、ワイルズ、ワールド(+アイスボーン)が徳田氏がディレクターを担当した作品で、ライズ(+サンブレイク)、クロス(+ダブルクロス)が一瀬氏がディレクターを担当した作品です。
そして、今回のモンハンワイルズの徳田氏の「前作の『モンスターハンターワールド』」という発言は、「自分の担当した作品の前作」という意味なのだと思われます。
しかし、今作は「ライズ」では出来ていたことが出来なくなっているなどというような批判も多い中、「モンハン本編シリーズ全体としての前作」は紛れもなく「ライズ」だということもあり、「本当の前作」は何も分析していないのかというような疑念も抱かせるものにもなっています。
また、もっと深読みする人は、徳田氏にとっては「ライズ」や「クロス」などはモンハンの「外伝」や「ポータブル」扱いであり、モンハンの真の「本編」は「ワイルズ」や「ワールド」の方だというような意識があるから、「本編の前作はワールド」という発言になっているのではないかと考えています。
ちなみに、今回の表彰イベントでは、発売当初の「コンテンツ量」が不足していた点などについて「申し訳なく思っているところもございます」ということも徳田氏はコメントしています。
また、発売後のユーザーの声を聞き、アップデートに全力で取り組んだことなどもコメントされています。
ただ、こちらも前掲のポストで指摘されているように、コメントに「も」が付いていることで、「申し訳なく思っているところもあるけれど、申し訳なく思っていないところもある」という解釈も可能になってしまっているので、カプコンを代表した開発者の言い方としては全く良くないとも言われています。
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