ニンテンドー3DSについて、任天堂の決算説明会で古川社長が少しコメントしています。
これによると、現在は、初めてプレイする層に需要が移行しているとのことです。
ニンテンドー3DS、需要が移行
ニンテンドー3DSは、以前から任天堂の決算の場で、そのビジネスを今後どうするのかということが話題になっています。
今回、また同様の質問がなされており、それについて、任天堂の古川社長が少しコメントしています。
これによると、ニンテンドー3DSは、現在は、初めてゲームをプレイするような層が購入するゲーム機といったように、その需要が移行して来ていると明らかにされています。
また、ニンテンドースイッチと比べると、持ち運びのしやすさや、価格の安さなどのメリットは依然として残っているので、3DSとスイッチの住み分けは出来ているとしています。
そして、今後も、需要のある限りニンテンドー3DSの販売を継続するとされています。
販売数は激減だけど…
ニンテンドー3DSは、任天堂の平成31年3月期第2四半期決算において、その販売台数も明らかにされています。
これによると、今期の第2四半期までのニンテンドー3DSの販売台数は100万台であり、ソフトの販売本数は627万本であることが発表されています。
この数字は、前年同期と比べてそれぞれ、65.1%減、54.6%減という成績になっています。
よって、最近は新作ソフトもあまり出なくなったのである意味当たり前の部分はありますが、ニンテンドー3DSの販売数はハード、ソフト共に激減しています。
ちなみに、地域別では、日本での落ち込みが他よりも大きくなっており、今後のニンテンドー3DSのビジネスは、海外中心になっていくのではないかと古川社長がコメントしています。
地域ごとの販売数については、ニンテンドー3DSに限らず、任天堂のゲーム機は、次世代機が出ると日本人がまず先に購入する傾向が強いです。
そして、これは逆に言えば、日本では任天堂の次世代機が出ると、任天堂の旧ハードの市場が急激にしぼむということでもあるので、古川社長は、今後は海外中心になっていくのではないかとコメントしているということです。
これまでは、据え置きハードと、携帯ハードでそれぞれの落ち込みをカバーし合っていましたが、今回のニンテンドースイッチは、実質、3DSの次世代機的な側面も持つので、携帯ハードビジネスにも影響しているということになります。
なお、ニンテンドー3DSの後継機的なハードについては、今回も特にコメントされておらず、現時点では、ニンテンドー3DSのビジネス的な後継機はスマホのゲームビジネスだと考えておいていいと思われます。
また、色々とコメントは出しているものの、こうなることは任天堂もとっくの昔に想定済みなので、これは計画通りだと思われますが、実際、このスマホゲームのビジネスが、ニンテンドー3DSの落ち込みをカバーしている状態になっており、3DSは激減しているものの、任天堂のゲームビジネス全体で見れば悪い成績にはなっていません。
コメント
このまま緩やかに終わらせるつもりなんだろうね
海外向けに低価格でわずかな利益を稼ぐって感じか?
新型スイッチが2019年後半に出て現行版が値下げ、値段面のメリットが薄れた3DS生産終了と予想している
あのWSJの記事はイマイチ信用ならんが記事がなくとも十分あり得るタイミングだし
スマホでカバーできてるなら任天堂はいいんだろうけど
遊ぶ方は3DSの後継機も欲しい…
3DSの後継機はスイッチだよ、だからスイッチを買おう