ニンテンドースイッチ2について、1つ話題が出ています。
話題は、キーカードのアンケートを実施しているというものです。
任天堂、キーカードのアンケ
ニンテンドースイッチ2のソフトは、ダウンロード専用ソフトも多数ありますが、大作ソフトは基本的にパッケージ版とカートリッジ版の両方が発売されます。
また、スイッチ2では、ゲームカートリッジで提供されるものの、ソフトのデータは全てダウンロードしなければならないというダウンロード版とパッケージ版の中間のようなキーカードという新たな仕様のソフトも追加されています。
このキーカードは、「スイッチ2、コードインボックス仕様のパッケージ版も禁止されず複雑でややこしい状態に…」の記事でご紹介しましたが、ダウンロードコードだけ入っている「パッケージ版」なども存在することから、ソフトの種類がややこしいとも言われています。
さらに、「スイッチ2のキーカード、任天堂が開発したゲームに採用する予定はないという公式回答」の記事でご紹介したように、任天堂のソフトには使われないものの、逆にサードのソフトはキーカードだらけになっており、実質、スイッチ2のサードソフトの純粋なパッケージ版はほぼ消滅しています。
このため、ネットではキーカードは不評だとも言われています。
今回、発売前からネットで批判が多かったからか、任天堂がスイッチ2のキーカードの仕様についてアンケートを実施しています。
キーカードのアンケートは、スイッチ2のキーカードのソフトを購入した一部のユーザーに対してメールで依頼されています。
アンケート内容は、キーカードのソフトを遊んでみてどう思ったか、キーカードの良かった点や悪かった点、満足度などについて質問されています。
よって、任天堂はキーカードがどの程度評価されているのか知るために今回のアンケートを実施している感じであり、ネットで言われているように本当に不評なのかどうか知りたいような印象です。
本当に不評なのか
スイッチ2でサードがキーカードをやめて普通のパッケージ版のソフトにする場合、純粋なスイッチ2のゲームカートリッジは何千円もして高額なので、ソフトの価格を大幅に上げるか、利益を大幅に減らす状態にする必要があります。
また、現在のスイッチ2のゲームカートリッジの最大容量は64GBだとも言われているので、PS5などとのマルチソフトだと、そもそも「パッケージ版」が発売できないゲームも出て来ます。
そして、そのような状態にしないためには、安価なカートリッジ&もっと大容量のカートリッジを任天堂がサードに提供するしか方法はないのですが、現時点ではスイッチ2のゲームカートリッジの製造原価が大きく下がる見込みはないので実質無理です。
このため、もし今回のキーカードのアンケートで不評という意見の方が多かったとしても、任天堂が今後出来ることはかなり限られると思われます。
ちなみに、スイッチ2のキーカードは、前述のようにそもそも本当に不評なのかどうか分からない部分もあり、「中古に売れるダウンロード版」だと考えればお得だと言える部分もあります。
また、ダウンロード版しかない状態と比べると、eショップに残高を追加したり、クレジットカードを設定したりする必要もなく、キッズ層が店頭で買えたり、プレゼントにしやすいというようなメリットもあります。
さらに、実物の「パッケージ」は手に入るので、全く何もないダウンロード版と比べると、一応、現物のコレクションにもなります。
このため、普通のパッケージ版が存在する状態がベストなのは間違いのないところではありますが、キーカードは、前述のようにスイッチ2のゲームカートリッジの製造原価が高額過ぎてその対策が何も出来ない状態になっている中では、ダウンロード版しか存在しない状態を回避する仕様としては良いアイデアだとも言えるかもしれません。
なお、今回のキーカードのアンケートは、そもそもまだスイッチ2本体を買えていない人も多いので、もう少しこのキーカードの仕様がライトユーザーに浸透するまで待ってから行った方が良かったような印象もあります。
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