任天堂のマリカー裁判の判決がネットに出ています。
今回は、氏名不詳の一般人のツイートも判決に掲載されています。
任天堂のマリカー裁判
任天堂のマリカー裁判は、以前に、「任天堂、マリカーに再び勝利。とんでも主張も退けて完全勝訴的に」の記事でご紹介したものです。
この裁判は、まだ損害金などについて審理が継続中ですが、前述の記事でご紹介した内容が記載された判決文が公開されています。
これによると、今回の賠償金は、1000万円から5000万円に増額されています。
また、議論するまでもない部分ですが、今回の裁判では、マリカー(現MARIモビリティ開発)側が、超簡単に言えば「『任天堂は無関係』と書いたからセーフ」というような、小学生みたいなことを言い出したので、それについての判断も示されています。
裁判所の判断については、当然ながら、そのようなことを書いても実際に権利侵害があれば無意味であり、そもそも「任天堂は無関係」という単語を商標登録しようとしていたりして、無関係さを示す表記にもなっていないというような内容が判明しています。
氏名不詳の一般人のツイートも掲載
任天堂のマリカー裁判は、他のどのような裁判でも同じですが、相手方が議論するまでもない小学生のようなことを言い出した場合であっても、それにマジ反論しなければなりません。
今回の判決でも、任天堂側が様々なものを根拠に、マリカー(現MARIモビリティ開発)側が、任天堂の権利を侵害しているということを述べています。
そして、その中に、「氏名不詳の一般人」のツイッターのコメントが引用されています。
引用されているのは、「会社名からしてまんますぎると思うんだ」、「会社名までマリカーだしさすがになんかの許可もらってるんだと思ってた」、「マリカーとまで社名名乗ってんのに任天堂には許可もらってないとか」などのツイートです。
これらは、「マリオカート」と「マリカー」は別と主張する、マリカー(現MARIモビリティ開発)側の主張などへの反論として使用されています。
よって、皆軽くツイートしただけだと思いますが、思わぬ形で一般の人も任天堂の裁判を助ける形になっています。
なお、任天堂のマリカー裁判については、その他、ネットではあまり出て来ていなかった「店の前にマリオの人形を設置して営業していた」というような部分も問題視されています。
マリオの人形を置いているような店は全国にいくつもあると思われますが、任天堂のサービスと紛らわしいようなことを行っている店は、このようにガチで訴えられたら、権利侵害の根拠にもなり得るということです。
もちろん、任天堂と全く無関係の領域で、小さな市販のものが数個、普通に店内のデザインとして飾られているだけなら何も問題にはされないはずです。
コメント
賠償金が増額されたのは良かったけどそれでも金額が低いな
これでこの会社潰れてほしいよ
こんなのに載せられたら
嬉しいような恥ずかしいような複雑な心境じゃね?w
そもそも公道でカート走れる事自体を規制して欲しい・・・危ないんだよ・・・
「ソースはツイッター」ってネタ成分強めのジョークだったはずなんだけどなあ
ジョークにならないケースもあるのか・・・
てか任天堂関係なく危ないから条例作って取り締まれよ。外人事故って死んでからじゃ遅いぞ!
これからはコメ気を付けるで
無断で使われるのは恥ずかしいからな
一般に広く任天堂関係だと思われていたことが重要だったわけか
任天堂最強法務部に竹槍で戦っても勝てるわけない