ニンテンドースイッチ2に関する話題を1つご紹介しておきます。
話題は、メモリ高騰とスイッチ2ビジネスに関する質問に「直ちに影響はない」と古川社長がコメントしているというものです。

メモリ高騰とスイッチ2
ニンテンドースイッチ2本体には、当然ながら「メモリ」が使われています。
ここで言うメモリとは、ストレージの方ではなく、スイッチ2だと12GB存在するデータのやり取りを一時的に行う記憶装置の方のことです。
このメモリは、現在、一般のPC向けなどの価格が高騰しています。
メモリの高騰は、ChatGPTのOpenAIが、AIサーバー用として先々の生産分まで超大量に買い占めたことが原因だとも言われています。
そして、メモリの大元の製造企業は全世界でかなり限られるので、今後はその他の分野向けのメモリも買い占めの影響で供給が減り高騰するとみられています。
これは、家庭用ゲーム機向けのメモリも高騰するとみられているということです。
今回、今後発生するであろう家庭用ゲーム機向けのメモリの価格高騰について、京都新聞が任天堂の古川社長に質問し回答を得ています。

これによると、メモリ価格の高騰は任天堂の業績、つまりスイッチ2ビジネスに「直ちに影響はない」とのことです。
スイッチ2ビジネスに直ちに影響がない理由は具体的にはコメントされていません。
ただ、「中長期を見据えた部材の調達で対応する」とされており、かつ「直ちに影響はない」とされている以上、メモリメーカーと「中長期の契約」が存在すると推測可能であり、ここ最近メモリが急に高騰したとしてもその契約が破棄されるようなものではないからだという理由だと考えられます。
つまり、任天堂のように何百万個、何千万個というような大規模な発注をするメーカーとの取引では、1年や2年など、契約期間中は固定価格○円で買うという事前の契約がメモリメーカーと締結されているので、その契約が切れるまでは価格高騰の影響はなく、事前の契約通りの価格で取引できるのでスイッチ2ビジネスが急に悪化することはないということです。
しかし、さすがに任天堂と言えどもスイッチ2ビジネスが終わりそうな10年先までの同一価格での購入契約などは行っていないはずです。
このため、今後、何か月あるいは何年か先の契約更新時にはメモリメーカーから今よりも高い値段でしか売らないというようなことは言われるはずです。

実際、古川社長も「直ちに影響はない」ものの、動向をかなり注視していかなければならないとしており、メモリ高騰の影響を全く受けないとは思っていないようです。
一方、スイッチ2ハードは当然ながらメモリだけで構成されているわけではないので、他の部材などの量産によるコスト削減効果などもあるとされています。
ただし、日本の製造業は全て同じだとも言えますが、他の部材についてもトランプ関税や為替など、予測が困難な事情があるのでコストが下がるか上がるかは何とも言えないようです。
ちなみに、任天堂が購入するメモリなどの価格が将来的に高騰した場合、ニンテンドースイッチ2の値上げはあるのかということも古川社長に訊かれています。
これについては、「仮定の質問には回答しない」という政治家も企業家も皆使うテンプレで回答されています。
なお、現在高騰している電子部品はメモリだけではないので、これまでPS5やXboxなどが行って来たように、今後、ニンテンドースイッチ2の値上げの可能性は普通にあると思っておく方がいいでしょう。
そして、PS5などのように値上げが受け入れられれば、メモリ価格などが高騰しても、その点だけでスイッチ2ビジネスや任天堂の業績が悪化することはないとも言えます。


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