任天堂について、1つ話題が出ています。
話題は、モノリスソフトを完全子会社化しているというものです。
先日モノリスソフトでは懇親会が開かれました!東京・京都にある各拠点のスタッフが都内に集まり、1年の労をねぎらいました。社員も300人近くになり、会場は終始にぎやかでした~#モノリスソフトの日常 pic.twitter.com/37yFsxvrVu
— 株式会社モノリスソフト (@MONOLITHSOFT) December 10, 2024
モノリスソフトを完全子会社化
「モノリスソフト」は、「ゼノブレイド」シリーズの開発などで知られているゲーム会社です。
このゲーム会社は、旧スクウェアの社員だった高橋哲哉氏、杉浦博英氏、本根康之氏などが集まって作られた企業です。
また、会社設立にあたり、旧ナムコの支援を受けており、旧ナムコが出資する形でモノリスソフトが誕生しています。
このような経緯があるので、モノリスソフト開発の代表作の1つである「バテンカイトス」などは、旧ナムコの作品になっていたりします。
そして、その後、バンダイナムコ時代になり、バンダイナムコは任天堂にモノリスソフトの株式のほとんどを譲渡することになります。
これにより、モノリスソフトはバンダイナムコの子会社から任天堂の子会社に変わることになります。
さらに、その後、バンダイナムコは残りの株式も処分し、モノリスソフトは任天堂と前述の創業メンバーである高橋哲哉氏、杉浦博英氏、本根康之氏の3人が株式を持つ企業になります。
今回、海外ファンが、高橋哲哉氏、杉浦博英氏、本根康之氏の3人の株式所有が消えていることを発見しています。
A Nintendo agor 100% proprietria da Monolith Soft. Antes, os cabeas da empresa Hirohide Sugiura, Tetsuya Takahashi e Yasuyuki Honne possui 3% das aes, mas o pessoal do frum gringo Famiboards identificou que entre outubro novembro a Nintendo adquiriu as aes faltantes. pic.twitter.com/wTAXKydRSj
— Daniel #OfertasNintendo Reenlsober (@danielreen) December 10, 2024
これによると、モノリスソフトは現在、任天堂が株式を100%所有する完全子会社の状態になっているとのことです。
このモノリスソフトの完全子会社化がいつ行われたのかは不明です。
ただ、2024年春ぐらいまでは高橋哲哉氏が30株、杉浦博英氏が30株、本根康之氏が20株持ち、任天堂が残りの2320株を持った状態でした。
このため、前掲のポストでは2024年10月から2024年11月にかけてだとも言われていますが、最近、任天堂がモノリスソフトを完全子会社化したということになります。
本日、モノリスソフトは設立25周年を迎えました。
— 株式会社モノリスソフト (@MONOLITHSOFT) October 1, 2024
いつも弊社を応援いただき、ありがとうございます。
四半世紀の節目を記念して、弊社スタッフがムービーを制作いたしました。今回のための特別な演出をお楽しみください。
全編はこちらhttps://t.co/vEgo4PaClo pic.twitter.com/dI0a4vstVr
ちなみに、モノリスソフトは元々任天堂の子会社なので、任天堂がモノリスソフトの株式を100%取得したことで何か変わるわけではありません。
ただ、会社の手続き的には、株主が複数いる場合と、株主が1人しかいない場合とでは異なるものになるので、完全子会社化により事務作業が少し簡単になるという部分はあります。
よって、任天堂がモノリスソフトを完全子会社化した理由は、主に会社の手続き面ではないかと推測されています。
あとは、任天堂がモノリスソフトを上場させるようなこともなく、これまでの株主が上場により莫大な利益を得るというパターンもないと思われることから、モノリスソフト創業25年を契機に、任天堂がそれなりの金額で残りの株式を買い取り、創業メンバーの高橋哲哉氏、杉浦博英氏、本根康之氏の功績に金銭的に報いたというようなことも考えられるかもしれません。
コメント
モノリスはいい買い物だったね
それに比べてMS、ソニー…
先進的なJRPGに挑戦し続ける姿勢や任天堂の看板タイトルに数多く携わる実績の豊富さ等、任天堂の子会社の中でもトップクラスの立ち位置だと思う。