ニンテンドースイッチ、ヨーロッパで9％値下げ。日本で実施されない理由は…

　ニンテンドースイッチの情報が1つ出ています。

　情報は、ヨーロッパで9％値下げされたというものです。

スイッチ、ヨーロッパで9％値下げ

　ヨーロッパ任天堂が、ニンテンドースイッチの価格改定を発表しています。

　これによると、ヨーロッパ（ユーロ圏）におけるニンテンドースイッチの価格は、これまでは329.99ユーロでしたが、本日から299.99ユーロに変更されます。

　これは、約9％の値下げになります。

　今回の値下げは、先週末ぐらいにヨーロッパの各小売りに通知されており、多くの店が即日対応する形になっています。

日本で実施されない理由は…

　ゲーム機は、徐々に値下げされていくパターンがこれまで多くなっていました。

　このため、ニンテンドースイッチもいつか値下げされるかもしれません。

　また、今回、ヨーロッパで値下げが実施されたとなれば、日本でも近いうちに値下げが実施されるのではないかと期待するのが普通です。

　しかし、日経が任天堂に質問しており、今回の値下げは、日本を含めたその他の地域では実施されないという回答を得ています。

　これは、携帯専用のニンテンドースイッチLiteも同じです。

　今回のニンテンドースイッチの値下げが日本で実施されない理由は、この値下げはヨーロッパにおける「為替変動を考慮した調整」だからです。

　つまり、ヨーロッパ圏（ユーロ圏）の経済事情を考慮した「調整」であり、普通に行われる販売促進のための「値下げ」ではないということになっています。

　よって、少なくとも2021年の年末商戦期が終わるまでに、日本でニンテンドースイッチの値下げが行われることはないので、近いうちに値下げされるかもしれないと待つ必要はなく、買いたいときに買えばいいということになります。

　なお、これは任天堂がコメントしているわけではありませんが、ニンテンドースイッチは、今後、有機ELディスプレイになった新型が登場します。

　この新型は、普通の本体よりも5000円高い状態になっているので、この時期に普通の本体の値下げをすれば、普通の本体のお買い得感は増しますが、新型の割高感も増すので、販売戦略としてはあまり正しくないような感じもあります。

　また、現時点でも普通以上に本体が売れているので、わざわざ値下げして利益を減らす意味もないはずです。

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