ソニーのプレイステーション5の話題をご紹介しておきます。
話題は、日本専用の廉価モデルは売れず、10万越えのPS5 Proが売れている理由についてです。
PS5、日本専用は売れず
プレイステーション5は、2025年11月21日に「PlayStation5 デジタル・エディション 日本語専用」という新モデルを発売しました。
「PlayStation5 デジタル・エディション 日本語専用」は、利用できる本体言語は日本語のみで、「国/地域」が「日本」のプレイステーションアカウントのみが利用できる本体です。
また、「デジタル・エディション」なので、ディスクドライブは搭載されておらず、パッケージ版のソフトを遊ぶ場合は別売のディスクドライブを追加購入する必要があります。
そして、このPS5本体は、日本専用のディスクドライブなしの廉価版にすることにより、税別5万円、税込み5.5万円というニンテンドースイッチ2と同価格帯にすることに成功しています。
このため、スイッチ2のようにかなり売れるのではないかという見方も一部でありました。
しかし、日本専用の廉価モデルの発売日を迎え、その結果は、通常時よりは売れているかもしれないものの、一部の予想よりも全然「売れていない」状態になっています。
これは、各種大手のネット通販サイトで全く売り切れていないことなどから判断できます。
特に、エディオンの通販の場合は在庫数が表示されており、約1週間前の予約開始時に3000台を少し超えるぐらいだった在庫は、発売日を迎えた現在も2979台になっており、在庫が全然減っていないことが分かります。
PS5 Proが売れている理由は
ソニーのプレイステーション5は、日本専用の廉価モデルの発売と同時にブラックフライデー用のセールも2025年12月1日まで実施しています。
このセールでは、例えば、上位モデルのPS5 Proは、各ショップで15000円引きの104980円で販売されています。
そして、前述の日本専用PS5と異なり、セール中のPS5 Proは売れています。
これは、どこも完全に売り切れにはなっていませんが、Amazonだと一時的に在庫切れ、ヨドバシだとPS5本体シリーズの販売ランキングでは、通常版や廉価版などよりも売れ、セール中のPS5 Proがトップになっていることなどから判断できます。
特に、前述の日本専用PS5と比較すると分かりやすく、エディオンの通販の場合はセール価格104980円での販売は2500台限定で開始されましたが、開始から数時間で早くも700台ぐらい売れています。
よって、PS5本体については、パッケージ版が遊べない制限が付いた安いモデルが求められているわけではなく、高くてもPS5でしか体験できないようなリッチなゲームプレイが出来る本体が望まれている……、とも言えそうですが、今回の場合はどうやらそうではないようです。
ゲーム機は、以前から転売が問題になっています。
この転売は、メルカリなどでの個人間の転売の問題もありますが、スイッチ1時代やPS5初期時代に長期間入手困難になっていたのは海外(≒中国)に転売する業者が定価以上の値段でそれらの本体を大量に買い取っていたことが大きな原因にもなっていました。
そして、そうした業者は今でも普通にいるのですが、例えば、今回の日本専用PS5本体の買取価格は某有名転売買取店では48000円であり、定価の55000円を下回っています。
一方、PS5 Proのこの記事時点での買取価格は109400円です。
これは、PS5 Proの現在のセール価格の104980円を上回っています。
つまり、PS5 Pro本体は現在、104980円で買ってすぐに109400円で某有名転売買取店に売れば簡単に差額が儲かるということです。
こうした状況もあり、転売勢に注目されたPS5本体は、日本専用の廉価モデルではなく、セール中のPS5 Proの方であり、これが10万越えのPS5 Proが売れている理由の1つになっているのではないかとも言われています。
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