セガの内海州史氏へのインタビュー記事が、ファミ通.comに掲載されています。
この中で、セガの名越氏が、「任天堂がやってればいい」ことを求められるようになっていることが判明しています。
現在のセガ名越氏の立場
セガの名越氏は、「降格され取締役ではなくなってしまう」の記事でご紹介したように、2021年4月1日から、取締役ではなく、クリエイティブ・ディレクターという肩書に変わっています。
今回、そのときにも後任ではないかとご紹介しましたが、名越氏の事実上の後任となる、セガの内海州史氏に、ファミ通がインタビューしています。
そして、その中で、2021年4月1日からの名越氏の立場について、コメントが出されています。
これによると、内海氏は、名越氏について以下のようにコメントしています。
「世界的なヒットタイトルを作れる人は、多くはありません。名越は新しいものに対してチャレンジできる経験と度胸があります。ひとつひとつのタイトルの規模が大きくなっているいま、世界規模で成功させないと利益を生むのが難しいという現状もあり、作品自体にパワーを持たせるためにも、ビッグタイトルの開発に専念してもらおうと考えています。」
よって、現在の名越氏は、世界的なヒットを念頭に、ビッグタイトルの開発に専念する立場になっているそうです。
任天堂がやってればいいこと
セガの名越氏は、「龍が如く」シリーズのヒットで、取締役まで出世したと言っても過言ではありません。
ただ、この「龍が如く」シリーズは、上の2020年11月の動画の冒頭で本人がそのようにコメントしていますが、「任天堂がやってればいい」ことを排除したので、大ヒットした作品になっています。
それは、世界を目指さず日本向けにする、女性や子供はターゲットにしないなどです。
しかし、現在は、前述の内海氏のコメントにあるように、社内では、世界を目指した作品を開発することを期待されています。
よって、名越氏は、そうではないものを作り続けて来たのに、最終的には、「任天堂がやってればいい」ことをセガに求められるようになってしまっています。
なお、「龍が如く」シリーズの日本での売り上げは、以前ほど勢いがありません。
しかし、「龍が如く」シリーズは、マルチプラットフォーム化したり、海外リリースを早くするという施策によって、現時点での最新作となる「龍が如く7」が、世界規模で見た場合、過去最高のヒット作になっているとのことです。
よって、今後、その誕生コンセプトは真逆とも言える、更に世界で売れることを意識した作品にするように、セガの経営陣から圧力が掛かって来るかもしれません。
コメント
名越氏は任天堂にコンプレックスでも抱いているのかな?
貴重なIPを捨ててきたセガが何やってもダメ
ジャンルやハードによって向き不向きがあるっていう話でしょ
舌禍癖あるなこの人
自分たちはやってないだけでいつでも任天堂のやってることはやれる、
こういう考えをサードの大半が持ってるから死んでいくんだろうな
任天堂がやる価値がないとハナから捨てたものをやってるだけで売上も下とか
>名越は新しいものに対してチャレンジできる経験と度胸があります
経験と度胸があっても中身の性格がねぇ…チー牛問題起こしたりヤクザが出てくるゲームばっかり作ってる今の名越に女性や子供をターゲットにしつつ世界でも売れるゲームなんて作れる気がしないね。モンキーボール作ってた頃の名越だったらできたかもだけど。
> ジャンルやハードによって向き不向きがあるっていう話でしょ
言わずとも皆それは理解してるよ
それならそう言えば済む話なのに、名越氏は例年の如く任天堂を例に話を進めるから、段々言い訳にしか聞こえなくなるんだよ
女性や子供にウケるモノ作るのがどれだけ大変か知ってて言ってんのかな。その上ソレを世界中で売れるレベルに仕上げるメーカーなんて1割にも満たないのに。
吐き捨てるような言葉でイキってないで素直に自分はコアなゲームで勝負しますとだけ言っておけば波風も立たないだろうに。
こういうクリエイトや実力主義の世界って性格に難があっても結果さえあれば下から上の立場に行けちゃうのが問題よね
現役の時に三冠王のプロ野球選手が監督やっても必ずしも向いてるかと言われればそうでもないってのと同じだけど
ぶっちゃけ下手に実績あるが故に文句言いにくいと言う悪循環まである
宮本茂の「子供を馬鹿にしてはいけない」は正にその通りなんだよな
この人はもっとマクロな視点で言ってたのかも知れないけれどもいつまでもユーザーが子供であるはずではないので、思春期やその後結婚や子供が出来るまでのロードマップを考えた場合、誰にでもプレイできるゲームって市場を考えても大事だよ