スマブラの映画を作りたいイルミネーションという噂。ソニーも映画化を狙っているというリークも

　任天堂の「スマブラ」について、海外で噂が出ています。

　噂は、スマブラの映画を作りたいイルミネーションというものです。

スマブラの映画を作りたい

　「大乱闘スマッシュブラザーズ」は、任天堂のキャラクターたちが大集合するアクションゲームです。

　また、最近は他社のキャラクターも数多く登場します。

　今回、この任天堂の人気シリーズについて、映画が作られるのではないかという噂が海外で出ています。

　それは、イルミネーションが任天堂にスマブラ映画の売り込みを行ったというものです。

　イルミネーションは、2023年に公開されたスーパーマリオの映画を作ったアメリカのアニメーション制作会社です。

　また、ミニオンズなどの作品も含めてCGアニメ映画を作る企業として知られています。

　そして、この企業が、スマブラのCGアニメ映画を作りたいと任天堂に申し出たという噂が出ています。

　現時点では詳しい情報は出ていないものの、「マーベル・シネマティック・ユニバース」のように、「スマブラ映画」として1つの大きな枠を作り、その枠の中で「スマブラキャラ」の個別の映画作品を展開していき、最終的に「大集合」する作品を作るというような企画が売り込まれたとされています。

　ちなみに、今回のイルミネーションがスマブラの映画を作りたいと任天堂に売り込んだという話は、映画事情に詳しいとも言われるDaniel Richtman氏がコメントしたことからそのように言われています。

　ただ、過去に「当たった」ような実績はあっても、この人のコメントの信憑性はあまり高くないので噂として聞いておくぐらいとなります。

ソニーも映画化を狙うリーク

　スマブラの映画については、過去何度か噂が出たり、予想が行われたこともあります。

　そして、その中にはガチなリークもあります。

　それは、ソニー（ソニー・ピクチャーズ）が任天堂にスマブラの映画化の話を持ち掛けていたというものです。

　この情報は、ソニー・ピクチャーズの社内情報の流出のときに明らかになっていたものなので正真正銘のガチなものです。

　そして、同時に明らかになっていたのが、「ゼルダの伝説」の実写映画を作ることになったAvi Arad氏の任天堂へのアプローチです。

　Avi Arad氏は、このとき、ソニーでマリオの映画を作りたいと任天堂に申し出ていました。

　しかし、結果はマリオの映画はイルミネーションが制作することになりました。

　このため、Avi Arad氏と任天堂の関係は、さすがにソニーに任天堂の映画を作らせるわけにはいかないと判断されたのか、とっくの昔に完全に終わったとみられていました。

　ただ、少し前にマリオではなくゼルダの映画をAvi Arad氏が作ることが発表され、その話し合いは10年ぐらい前から行っているとされていたので、ちょうどソニー・ピクチャーズの社内情報の流出のときぐらいから両者の接触が行われていたことが明らかになります。

　これは、任天堂との話し合いは10年ぐらい掛かることもあり、同時にリークされていたスマブラ映画化のオファーもまだ継続している可能性があるということです。

　そして、Avi Arad氏と言えばマーベル・スタジオの設立者＆CEOです。

　また、前述の「マーベル・シネマティック・ユニバース」のように「スマブラ映画」を作りたいという話に戻ると、仮にこれを実行するのならば、これを実現させるのに最適なのはイルミネーションではなく、マーベルに深く関わるソニーやAvi Arad氏です。

　よって、発表されている「ゼルダの伝説」の実写映画については、既に「スマブラ・シネマティック・ユニバース」の1つになっている可能性もあるという「予想」の方が、「イルミネーションがスマブラ映画を作りたいと言っている」という自称リークよりも当たっている可能性があるかもしれません。

　ちなみに、イルミネーションは、大きな企業ではなく、これまでのシリーズ作品の続編や完全新作、マリオ映画の第2弾なども作っているのではないかと言われているので、開発リソース的に、「スマブラ・シネマティック・ユニバース」のような大掛かりなプロジェクトを1社で展開できる可能性は低いと思われます。

　なお、任天堂は、任天堂作品の映像プロジェクトは、マリオやゼルダで終わりではないというようなこともコメントしているので、「スマブラ」とするかどうかは分からないものの、今後、「任天堂・シネマティック・ユニバース」のようなものが形成される可能性は普通にあるかもしれません。