ソニーの「アストロボット」について、1つ話題が出ています。
話題は、任天堂に敬意を払っているというものです。
アストロボット、GOTY受賞
「アストロボット」は、ソニーがPS5向けに発売したアクションゲームです。
このアクションゲームは、本日開催された「The Game Awards 2024」で「Game of the Year」(GOTY)を受賞しています。
つまり、数あるゲーム賞の1つに過ぎないとも言えますが、2024年の最も優れた作品が「アストロボット」に決まったということです。
「アストロボット」は、簡単に言えば「ソニーのマリオ」だと言われる作品です。
この点については、「アストロボット、パクリだと証明する動画が話題。任天堂ゲームをいくつも盗用との主張」の記事でご紹介したように、海外で大きく話題になっていました。
今回、ソニーのアストロボット開発者がGOTY受賞に際して、本当は「言うつもりはなかった」けれど、この機会に言ってしまうとして任天堂やマリオとの関係をコメントしています。
これによると、まずアストロボット開発者は、プレイステーションが誕生する前からゲームを作っていた人たちのことを忘れてはいけないとコメントしています。
また、自分がまだ子供だった1989年のクリスマスに、プレゼントとして灰色の箱を貰い、その中にスーパーマリオが入っていたことがあったと自己紹介しています。
その後、以下のようなコメントが続きます。
スーパーマリオは本当に素晴らしく、自分は今、日本の東京にいます。
一方、「彼ら」は京都にいます。
「彼ら」は、これまで常に革新的で素晴らしいゲームを作って来てくれました。
自分たちは「彼ら」からインスピレーションを受けて来ました。
そのような「彼ら」に敬意を払いたいと思います。
任天堂に敬意を払う
ソニーの「アストロボット」は、マリオの「パクリ」とまで言えるかどうかは別にしても、マリオを「真似した」という部分は、かなりの擁護論者ではない限り否定できない事実だと思われます。
ただ、これまで「アストロボット」の開発者が、公式の場で「マリオ」や「任天堂」の名前を出すことはなかったようです。
そして、今回、GOTY受賞にあたり、本当は「言うつもりはなかった」ものの、「マリオ」や「任天堂」について初めて触れ、開発者自身がマリオを「参考にした」と認めたようなものだと言われています。
ただ、今回のコメントは「スーパーマリオ」という固有名詞は出しているものの、「任天堂」という固有名詞は出していません。
しかし、任天堂だと分かるように「京都」などの単語が使われている形になっています。
「アストロボット」の今回のGOTY受賞のコメントは、全然関係がないはずの「任天堂への敬意」で終わるので、非常に異例のコメントにもなっています。
これはかなり悪く言えば、マリオをパクってGOTYまで"盗って"しまったことへの謝罪っぽい印象もあります。
ただ、開発スタッフの意図としては、ソニー版のマリオを作るというプロジェクトが最大の結果を出せたのは、参考にする対象を生み出していた任天堂のおかげだった部分もあるという感謝であり、単なる金儲けのために悪意を持ってマリオをパクったゲームを作った結果が予想以上のものだったという喜びではないのだと思われます。
これは、ポケットペアの社長がニンテンドースイッチは「クソハード」という、何の敬意もない本音を語っている「パルワールド」との違いだとも言える部分かもしれません。
ちなみに、「アストロボット」には、3Dマリオなどの任天堂のゲームそのままではないかというようなギミックがいくつも登場します。
このため、任天堂が今後、「パルワールド」のようにソニーを特許侵害で訴える可能性がないわけではないという意見も普通にあります。
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コメント
正直、アストロバットに良い印象を持ってなかったけど、受賞とこの会見をみてかなり考えが変わりました。
今度プレイしてみようっと。
記事で取り上げてくれてありがとうございます。
それに引き換えパルワールドは、、、。
パルワは擁護しないけど、この発言に関しては上の人が普段クソハードって言ってるからとかじゃなかったっけな?
GOTYはノミネートされてた中だとメタファーがよかったなぁ…
こっちの方がオリジナリティある
まあほぼペルソナだけど自社のIPだし
任天堂も自社初のアイデアをリスペクトに溢れた状態で使用するゲームが大好きだと思う。
この1件でファンがSIEにどんなゲームを望んでるのかわかってくれればいいね。いい兆候だよ
フォトリアルへのいいアンチテーゼになってよかった
これは普通に良いコメントだった
パクることは敬意とは言わない
それはともかく、アストロボットがGOTYとは今年はハイエンドゲーム市場も不作だったようですね
デマは広めるべきではない
パルワールドの製作者がクソハードゲームと書いたのはリプライ先の相手が使った言葉を返しただけで何の敬意も無い本音ではありません
こうやって切り取られた情報を信じ怒りを溜め込み全否定しまうような行為はいかがなものかと
情報を精査した上で合理的な判断を下しましょう
「リプライ先の相手が使った言葉を返しただけ」というものは確認していませんが、社長は記事中のポストの下に以下のようなポストを付けているのでそうではないのではないでしょうか。
>上記の発言は、彼がswitch移植インディータイトルはクソと日頃から
>名言していたので、それに揶揄する形で上記のような発言をしましたが、
>リスペクトに欠ける表現でした。
>お詫び申し上げます。
https://x.com/urokuta_ja/status/1750105232204571049
また、このように社長本人が「リスペクトに欠ける」と認めているため、リスペクトの日本語は敬意であり、「何の敬意もない」と評するのはデマでも何でもありません。
「本音を語っている」かどうかは社長本人しか分からない内容であり、議論の余地があるので、反論が可能な部分ではあると思います。
しかし、ポケモンは「インディータイトル」ではないので、個人的には「クソハードゲームは嫌いな印象だったけど」の文章は、「ニンテンドースイッチというクソハードのゲームは嫌いな印象だったけど」という意味に読めます。
これは、「ソフト」から「ハード」の話に変わっており、「彼」が使っていた意味(=ソフトがクソ)とは異なるので、「ニンテンドースイッチというハードがクソ」というのは社長の本音が出たとも考えられます。
もっと言えば、従業員を守るわけでもなく、自身の保身的に、「switch移植インディータイトルはクソ」と自社の従業員が言っていたと公式発表するのは企業のトップとして従業員を守らない姿勢が見えると思われ、これはこれで「クソハード」以上のトンでもない発言をしていると考えます。
さらに、下のような「噂」もあるので、その噂の信憑性を感じさせる内容でもあります。
関連
パルワールド、元デザイナーの告発とされる投稿が話題。本当なら想像以上に酷すぎる…
https://ga-m.com/n/palworld-moto-designer-kokuhatu-toukou-hontou-hidosugiru/
いい話じゃん
やっぱバチバチなのって一部のファンだけで当事者たち、特に開発の人たちはそんなことないんだろうな
そもそも旧SIEのジャパンスタジオのスタッフさんたちは任天堂好きでよく遊んでたらしいからね
世間ではゲハ煽りみたいな下賎な話が多いけどスタッフさんたちは普通に他社のゲームも楽しんでるよ
敬意持ってたら相手が使ってようが誰でも見れるSNSでは蔑称は言わないかな
リスペクトになるとどうも元のゲームに色々寄ってる気がする。
ブレワイリスペクトゲーとか分かりやすい例。どれもこれもトゥーン調、環境BGM、滑空、フリークライムだし
いつか大乱闘の舞台で相まみえる日を楽しみにしている
コメント見てからコメントするけど、評価されてるけどすごい売れてるわけではない
任天堂はこれに負けじとさらにすごいゲームをいずれ出してくるだろうし、ソニーはソニーで任天堂には作れないものを作るということもあるかと思う
アストロボットはぱっと見でマリオと誤認しないしギミックこそマリオに似てるものもあるけどそれは面白いと思ったから取り入れたって事がわかるしマリオのリスペクトをちゃんと感じるが
パルなんとかはぱっと見でポケモンと誤認させる作りであわよくばユーザーにポケモンと勘違いさせてグッズ等買わせるような汚い真似をしてる上に
訴えられたら「任天堂はインディーメーカーの敵!」と扇動してるあたり任天堂に対するリスペクトは一切感じない。
更にポケモンからの3Dモデルぶっこぬき疑惑もあるしな。最近アプデで髪型を変更されたパルモンがいてアプデ前はアシレーヌの髪型(髪飾りで縛ってる膨らみ部分の形までまんま)だった
平和な世界(パルワは除く)
>リプライ先の相手が使った言葉を返しただけ
仮にそうだとしても他責思考だし
色んな人が見えるとこで蔑称を使う人を信用してはいけないと思いますが…
ええ話やん
ちょっとやってみたくなったわ