スプラトゥーン3、ikawidget3やsalmdroidNWなどの非公式アプリ終了。任天堂が動いた結果

　ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン3」について、1つ話題が出ています。

　話題は、任天堂が動いた結果、ikawidget3やsalmdroidNWなどの非公式アプリが終了したというものです。

スプラ3、非公式アプリが終了

　「スプラトゥーン3」は、任天堂が公式に「イカリング3」という補助アプリを提供しています。

　「イカリング3」は、スマホ用として配信されている「Nintendo Switch Online」のアプリから起動することが出来るアプリです。

　ただ、このアプリについては、使い勝手が良いものではなく、インターフェイスも微妙であり、知りたい情報が載っていないというような声も数多く出ています。

　そこで、ユーザーが「スプラトゥーン3」に対応する、公式よりも使い勝手の良い非公式のアプリを提供する状態が続いていました。

　しかし、このような非公式のアプリについて、任天堂は先日、勝手に自社サーバーにアクセスして情報を取っているものだとして、「不正アクセス」に該当するという声明を発表していました。

　この声明については、本当に非公式アプリの挙動が「不正アクセス」に該当するのか議論の余地はあります。

　ただ、任天堂が遠回しに「非公式アプリを作るな」と宣言したと解釈が出来るものになっていました。

　そして、このように任天堂が動いた結果、日本向けとしてメジャーだった「スプラトゥーン3」の非公式アプリのいくつかが終了を発表しています。

ikawidget3やsalmdroidNWなど

　ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン3」の非公式アプリは、いくつかあるのですが、今回、「ikawidget3」と「salmdroidNW」というアプリが終了を発表しています。

　これらの終了は、前述のように任天堂が「非公式アプリを作るな」という宣言を行ったことに関連しています。

　実際、アプリの作者は、任天堂からそのような通知が来たことを示唆しています。

　一方、「スプラトゥーン3」の非公式アプリや非公式Webシステムについては、任天堂が文句を言えない形に変えることで継続しようとする動きもあるようです。

　ただ、これは任天堂が「強く嫌がっている」以上、やめておいた方がいいような感じです。

　このような状況の中で開発を続けると、更に任天堂を怒らせることになり、今度は「お手紙」は来ず、制服を着た公務員さんがいきなり自宅にやって来る事態になる可能性もあります。

　なお、「スプラトゥーン3」の開発チームは、ユーザーの声を聞くというようなことを以前から言っています。

　このため、どうしても任天堂が見せたくないデータ以外は、要望すれば任天堂公式の「イカリング3」のアプリに実装してくれるかもしれません。

　また、「スプラトゥーン3」の開発チームメンバーは、開発中以外、1プレイヤーとしてプライベートで「スプラトゥーン3」を毎日プレイしていないような感じでもあります。

　このため、例えばゲソタウンの注文画面の改良など、非公式アプリに存在していた不便さを解消する機能の有用性に気づいていないのではないかというようなものもいくつかあります。

　よって、ikawidget3やsalmdroidNWなどが終了したことで不便に感じる人は、同様の機能を「イカリング3」に追加して欲しいとして、任天堂に積極的に要望する方がいいかもしれません。