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スイッチ2、キーカードのソフトが多い理由が明かされる。コストだけではない大きな問題

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 ニンテンドースイッチ2について、1つ話題が出ています。

 話題は、キーカードのソフトが多い理由が明かされているというものです。

 

スイッチ2、キーカードが多い理由

 ニンテンドースイッチ2は、前世代のスイッチ1と同じくパッケージ版のソフトが存在し、そのパッケージの中にはカートリッジタイプのソフトが入っています。

 ただ、スイッチ2のパッケージ版には「キーカード」というややこしい仕様のソフトも存在します。

 キーカードは、カートリッジで提供されるソフトであるものの、カートリッジ内にはゲームの「起動権」のみが入っており、実際のゲームデータはネットからダウンロードしてスイッチ2本体かマイクロSDEXカードに保存するという仕様のソフトであり、実質ダウンロード版のソフトだとも言えるものです。

 また、キーカードはこのように実質ダウンロード版になっているので、コレクションなどとしてゲームを保存しておきたい人たちなどには不評なものになっています。

 しかし、不評であるものの実際はスイッチ2のサードソフトのほとんどはキーカード仕様のパッケージ版で販売されています。

 今回、サードはなぜキーカード仕様のパッケージ版ばかりを発売するのかという疑問について、UBIソフトの開発者が回答しています。

 

コストだけではない大きな問題

 スイッチ2でキーカードのソフトが多い理由について、UBIソフトの開発者は、スイッチ2のゲームカートリッジの読み込み速度の遅さを理由に挙げています。

 読み込み速度は、スイッチ2本体の内蔵ストレージが最も速く、次にマイクロSDEXカードが速く、一番遅いのがスイッチ2のゲームカートリッジになっています。

 これは、UBIソフトの開発者が言っているわけではないものの、「イメージ」で言えば、内蔵ストレージの速度を「100」とした場合、(任天堂ライセンス品の)マイクロSDEXカードの速度は「85」、ゲームカートリッジの速度は「65」ぐらいになっています。

 つまり、スイッチ2のゲームカートリッジでは遅すぎて想定するゲーム展開が困難になるので、内蔵ストレージ、またはマイクロSDEXカードでプレイすることを必須にするためにキーカード仕様でゲームの提供を決める場合も多いということです。

 また、スイッチ2でキーカードのソフトが多い理由については、これは以前から言われているところではありますが、スイッチ2のゲームカートリッジは製造コストが高いので、そのコストを削減するために最低限の価格で製造できるキーカードのゲームカートリッジを使うことに決めている場合もあります。

 よって、スイッチ2のサードは、儲けるためにキーカードのゲームばかり発売しているとも言われていましたが、読み込み速度というコストだけではない大きな問題があるので、コストとは無関係にキーカードでパッケージ版を出さざるを得ない理由もあるということです。

 ちなみに、この問題は、そもそもなぜ任天堂はマイクロSDEXカードぐらいの速度が出る仕様のゲームカートリッジを用意していないのかという疑問が出て来るものでもあります。

 そして、任天堂もこの決定は失敗したと思ったのか「スイッチ2のキーカードに関するアンケート」なども少し前に実施して反省する材料を集めていたような感じだったので、将来的には「速度100」に近い新たなゲームカートリッジを製造することで少し改善できる問題ではあるかもしれません。

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