ニンテンドースイッチ「ゼルダの伝説 夢をみる島」に関連する情報をご紹介しておきます。
今回は、ツイン・ピークスから怪人が誕生し、後に影響した作品になっているというものです。
ゼルダの伝説は怪人ゲー
任天堂の「ゼルダの伝説」は、あまり一般的にそう言われることはないかもしれませんが、「怪人」が秀逸なゲームです。
怪人とは、そのまま「あやしい人」という意味であり、「ゼルダの伝説」は、怪人を楽しむゲームになっている部分もあります。
例えば、「ゼルダの伝説」シリーズの怪人の代表としては、妖精に憧れている35歳独身&全身緑タイツの「チンクル」がいます。
また、有名というわけではありませんが、少し前にご紹介した「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の「ずっとタマをなでている女性」なども怪人の1人です。
このように、「ゼルダの伝説」は怪人ゲーとも言えるのですが、その元祖は、「夢をみる島」になっていることが、昔の開発スタッフインタビューで明らかにされています。
ツイン・ピークスから誕生
「ゼルダの伝説 夢をみる島」は、マリオ系のキャラクターなど、他の任天堂作品のキャラが登場します。
このようなキャラの登場は、他作品が好きな人へのサービスなどではなく、オリジナル版の開発当時に流行っていた海外ドラマ「ツイン・ピークス」の影響を受けて、ゲーム内の登場キャラを「怪しい人ばかりにしてくれ」という、任天堂の手塚氏のオーダーから来ていることが明らかにされています。
つまり、ゼルダの中に、場違いなマリオ系のキャラなどがいることで、怪しさが演出されているということです。
そして、この怪しさの演出は、その後のシリーズではオリジナルキャラになり、前述のように「ブレス オブ ザ ワイルド」まで引き継がれています。
よって、今に続く怪人ゲー誕生のきっかけは、「夢をみる島」であり、「ツイン・ピークス」の影響を受けた手塚氏のオーダーが発端だったということになっています。
ゼルダ夢をみる島、後に影響した作品に
「ゼルダの伝説 夢をみる島」は、怪人ゲーの部分で後の作品に影響を与えていますが、今作が後のシリーズに影響を与えたのはこれだけではないそうです。
インタビューによれば、後のゼルダ作品でお馴染みになる「釣り」のゲームを入れたシリーズ最初の作品も「夢をみる島」になっています。
また、ずっと繋がる、わりと本格的なストーリーが付いたのも今作が初めてです。
さらに、後のいくつかの作品にも入っている、わらしべ長者的なイベントが入ったのも、シリーズではこの作品が初めてです。
よって、「ゼルダの伝説 夢をみる島」は、立ち位置的にはわりと外伝に近い感じの作品ではありますが、後のゼルダシリーズに大きな影響を与えた重要な作品になっているということです。
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