ニンテンドースイッチ2「ドンキーコング バナンザ」について、1つ話題が出ています。
話題は、ディレクターがFF15の元スクエニ社員だと判明しているというものです。
ドンキーバナンザ、ディレクター
「ドンキーコング バナンザ」は、任天堂の「ドンキーコング」シリーズの最新作としてニンテンドースイッチ2で2025年7月17日(木)に発売されます。
今作は、「ドンキーコング バナンザ、開発元。皆の予想通りマリオデと同じチーム」の記事でご紹介したように、いわゆる3Dマリオチームが開発していることが明らかになっていました。
今回、海外IGNのインタビューで、今作のより詳しい開発体制が判明しています。
これによると、「ドンキーコング バナンザ」のプロデューサーは「スーパーマリオ オデッセイ」のディレクターだった元倉健太氏で、ディレクターは高橋和也氏になっているとのことです。
そして、「高橋和也」という、任天堂の社員としてはこれまで知られていない人物が少し話題になっています。
これによると、高橋和也氏は元スクウェア・エニックス社員であり、2020年に任天堂に転職して来た人物だそうです。
FF15の元スクエニ社員
高橋和也氏は、スクウェア・エニックス時代に「ファイナルファンタジー15」の開発に関わっています。
ただ、本編ではクエストの担当ぐらいであり、メイン開発者というような感じではなかったようです。
しかし、正確に言えばDLCではなく単品でも遊べるのですが、実質FF15のDLCの1つとなっていた「FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER:COMRADES」でディレクターというメイン開発者になっています。
「ファイナルファンタジー15」は、予定されていたDLCがキャンセルされ、ゲームとしては不完全な形で打ち切られた状態になったこともあり、あまり評判が良くありません。
また、FF15の開発チームの多くは、その後、スクエニが作った「Luminous Productions」という完全子会社にまとめて「転送」されるような状態にもなります。
そして、「Luminous Productions」でクソゲーとして名高い「FORSPOKEN」が生み出され、「Luminous Productions」自体が短期間で解体される状態になっています。
今回の「ドンキーコング バナンザ」については、FF15のDLC的なものの1つをメイン開発し、最初しかいなかったからかスペシャルサンクス扱いになっていますが、「Luminous Productions」に移籍させられ「FORSPOKEN」の初期開発にも関わっていたとみられている人物がディレクターになっていると判明したことから、「ドンキーコング バナンザ」のクオリティが一部で不安視される状態にもなっています。
不安視されるも…
FF15開発者たちが作った、スクエニ(Luminous Productions)のクソゲーとして名高い「FORSPOKEN」のリリースは2023年です。
一方、今回の高橋和也氏が2020年に任天堂に入社したというIGNの情報が正しいのであれば、「FORSPOKEN」の出来栄えが決まる前にはスクエニ(Luminous Productions)から退社していると言えるので、高橋和也氏の開発能力を疑問視する必要はないかもしれません。
また、「FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER: COMRADES」というFF15のDLC的なものは、これ単体ではそれほど評価が悪いものではなく、むしろそこそこ良く出来ているとも言われています。
よって、特に「FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER: COMRADES」のディレクションぶりから考えると、「ドンキーコング バナンザ」の出来栄えを「FORSPOKENやFF15の元スクエニ社員が担当しているから」という理由だけで不安視する必要はないと思われます。
一方、「FORSPOKENやFF15の元スクエニ社員が担当」だからではなく、そもそも「何でも壊せる」というような「ドンキーコング バナンザ」のコンセプトが、細かな戦略性もなく、面白そうなゲーム性になっていないのではないかというような部分の不安などは引き続き残っているかもしれません。
ちなみに、高橋和也氏は元スクエニ社員であると同時に、元セガ社員でもあるようです。
セガ時代は、25年ぐらい前にプロデューサーとして「SEGA Bass Fishing (2001, Windows)」を担当したとも書かれているので、ゲーム開発歴は最低でも25年ぐらいはあるようです。
このため、かなり高齢のベテランが任天堂に転職して来たような印象もあるのですが、8年ぐらい前のFF15時代にイベントに登場していた姿を見るとそれほど高齢というような感じでもないので、セガ時代に若い頃から大きな仕事を任されていた優秀な人だとも言えるのかもしれません。
なお、スクウェア・エニックス関連の人物としては、今回の「高橋和也」とは別の「高橋和哉」という同音の人物もいます。
そして、高橋和哉氏は現在もスクエニに在籍しており、FF16のキャラクターデザインなどを担当しています。
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