ドラゴンクエスト11、ニンテンドースイッチ版のグラフィックはPS4と同様か

　ドラゴンクエスト11のニンテンドースイッチ版について、堀井雄二氏が少しコメントしています。

　これによると、スイッチ版のグラフィックは、PS4版と同様になっているようです。

ニンテンドースイッチ版のDQ11のグラフィック

　「ドラゴンクエスト11」は、現在、プレイステーション4版とニンテンドー3DS版の2機種で発売されています。

　PS4版はHDの高品質な3Dグラフィック、3DS版はDQ9のような簡易的な3Dグラフィックと、ファミコン的な2Dグラフィックの両方が選べるようになっています。

　そして、「ドラゴンクエスト11」は、この他に、ニンテンドースイッチ版の発売も予定されています。

　ただ、今のところ情報はほぼゼロであり、スクリーンショット1枚すら公開されていません。

　このため、ニンテンドースイッチ版のグラフィックが、PS4版に近いのか、3DS版に近いのか、あるいはそれらとはまた違う第4のグラフィックになっているのかは謎の状態です。

　これについて、「Unreal Fest East ’17」のイベントで、堀井雄二氏が少しコメントしています。

　「Unreal Fest East ’17」のイベントは、アンリアルエンジンに関するイベントです。

　アンリアルエンジンは、最近のゲーム開発で使用されることも多いゲームエンジンであり、ドラクエ11も、PS4版はこのエンジンで作られています。

　今回、「Unreal Fest East ’17」のイベントでは、その制作の様子が開発者向けに紹介されていたのですが、この話の中で、DQ11のスイッチ版も、アンリアルエンジンで開発中であるということが発表されました。

　よって、ドラゴンクエスト11のニンテンドースイッチ版のグラフィックは、ハード性能の差による違いはあると思われるものの、PS4と同様のものになっていると考えられます。

　もちろん、このイベントでも冗談でコメントされていましたが、アンリアルエンジンを使って、3DS版の3Dグラフィックや、2Dグラフィックのようなものを作っているという可能性もごくわずかにあります。

　ただ、それは逆に物凄い手間が掛かる開発になるため、普通に、PS4版をスイッチに移植するために、マルチ化しやすいゲームエンジンでもある、「アンリアルエンジン」で作業を行っていると解釈するのが自然です。

DQ11、スイッチ版の発売はかなり先かも

　ドラゴンクエスト11のニンテンドースイッチ版のグラフィックは、前述のように、PS4と同様のグラフィックになっている可能性がかなり高いです。

　ただ、その発売は、かなり先になるかもしれないようなこともコメントされています。

　ドラゴンクエスト11は、当然ながら、スイッチの情報が出るよりも前から開発がスタートしているので、開発が始まったときは、スイッチ版というものは意識されていません。

　また、アンリアルエンジンがニンテンドースイッチに対応したのは最近であり、ドラクエ11は、その対応がある前のバージョンのアンリアルエンジンで作られています。

　このため、同じゲームエンジンで開発中と言っても、そのままの状態でマルチ化は出来ず、最新バージョンに対応するための調整が必要になっています。

　現在、ドラクエ11のスイッチ版は、この作業が実行されている途中のようです。

　そして、ドラゴンクエストについては、スクエニがこのような求人情報も出しています。

　求人内容はアンリアルエンジンを使った開発者の募集です。

　今回の開発者の募集は、「DQシリーズ」としか書かれていないので、今後発売予定の新作を担当する人を募集しているという可能性もあります。

　ただ、ドラクエ12用などとしては、募集が早すぎるので、一番可能性が高いのは、スイッチ版開発の補充的要員だと考えられます。

　よって、堀井雄二氏のコメントや、DQ11らしき求人を見る限りでは、この移植作業は、まだ時間がかなり掛かりそうな感じになっています。

　なお、アンリアルエンジンを使えば、専用ソフトで画像や動画を変換したりするように、他機種版はボタン1つで作れるというようなことが言われることもあります。

　これはある意味正しいのですが、それぞれの機種に応じた細かな調整は手作業でやらないとダメなので、特に大作ソフトのマルチ化は、一部で言われるほど簡単には出来ないということになっています。

　また、ドラクエ11の場合は、前述のように、スイッチ対応前のバージョンでPS4版を作っているので、その調整もあり、余計に時間が掛かるということです。

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