スクウェア・エニックスの野村哲也氏のインタビュー記事がヤングジャンプに掲載されています。
その中で、主人公デザインを「何でゲームの世界でも不細工でなきゃいけないんだ」から学んだというものがあります。
野村哲也氏の主人公デザイン
野村哲也氏は、スクウェア・エニックス所属のゲーム開発者であり、「キングダムハーツ」シリーズなどのディレクターを担当しています。
また、数多くのデザインの仕事も行っています。
今回、野村哲也氏のデザインの仕事に関連して、ヤングジャンプが質問を行っています。
それは、FF7のクラウドなど、野村哲也氏がデザインする主人公キャラクターにはカッコいいキャラクターが多いのはなぜなのかというようなものです。
これに対して野村哲也氏は、「高校のときに同級生があるゲームをやっていて、そのゲームの主人公がカッコよくなかった」ことが関係しているとコメントしています。
この友人は、「何でゲームの世界でも不細工でなきゃいけないんだ」と言っていたそうです。
そして、この言葉がすごく印象に残っていた野村哲也氏は、「ゲームの中では格好よくありたいんだな」と思って、ゲームの主人公デザインを考えることにしているそうです。
よって、野村哲也氏の主人公デザインは、「何でゲームの世界でも不細工でなきゃいけないんだ」から学んだ結果、イケメンが多いということです。
ちなみに、ゲームの主人公キャラがイケメンなのはアタリマエというような印象もあります。
ただ、「ナルト」も「ルフィ」も「炭治郎」も、不細工ではないもののイケメンキャラとは少し違うキャラなので、ジャンプ漫画の編集の世界にいる人たちから見ると疑問に思えた部分になっているそうです。
また、ゲームでも「マリオ」はイケメンではないなど、主人公キャラがイケメンではないパターンも普通に存在します。
なお、ゲームのキャラクターデザインについては、イケメンではないことはもちろん、普通に描くことも許されず、最近はポリコレにより全キャラの「修正」が強要されるような状態になっているものも存在します。
例えば、ポリコレ推進派とも言われるソニーの「CONCORD」(コンコード)というゲームのプレイヤーキャラクターは上のようなものになっていました。
これは、「多様性」をかなり重視したため「ロボットさえ不細工」になっており、使いたいと思えるキャラが全くいないと海外で話題になっていたものです。
そして、このような使いたいと思えるキャラがいない部分も影響したからか、「CONCORD」は、正式リリースから2週間で終了という、ゲーム史に残る記録的な早さでサービスが終了する結果になっています。
よって、多様性などは重視すべきものではありますが、それはあくまでも「現実世界」においてであり、ゲームで「教育」してもらう必要などは全くなく、ポリコレ推進派には「何でゲームの世界でも不細工でなきゃいけないんだ」という野村哲也氏の昔の友人の言葉も「多様性の1つ」として、しっかりと理解して欲しい部分もあるかもしれません。
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