ニンテンドー3DSのような2画面ゲーム機、任天堂の研究は続く。スイッチ2用ではないものの…

　ニンテンドー3DSについて、1つ話題が出ています。

　話題は、ニンテンドー3DSのような2画面ゲーム機の任天堂の研究は続いているというものです。

3DSのような2画面ゲーム機の研究

　ニンテンドー3DSは、2011年2月に発売された任天堂の携帯ゲーム機です。

　この携帯ゲーム機は、その前に発売されていたニンテンドーDSに続いて「2画面」であることが特徴の1つになっています。

　ただ、2画面のゲーム機は、ゲームに関する情報量が増えてプレイしやすいという声がある一方、ゲームソフトのマルチ発売が当たり前になっている状態では、他のゲーム機で発売したゲームを移植しにくかったりするため、サードには嫌がられる要素にもなっていました。

　そこで、ニンテンドー3DSの後継機の役割もあるニンテンドースイッチは、普通に1画面のゲーム機に戻っています。

　そして、2画面はサードに嫌がられる要素になっている以上、任天堂はもう2画面のゲーム機を発売することはないのではないかともみられていました。

　しかし、ニンテンドー3DSのような2画面ゲーム機の任天堂の研究はまだ続いているようです。

スイッチ2用ではないものの…

　任天堂はハードメーカーでもあるので、新型、次世代機などの新たなゲームハードの研究開発を常に行っています。

　現在は、2024年にも発売されると言われているので、ニンテンドースイッチの次世代機となる「スイッチ2」の研究開発は既に終わっているとみられ、その次の新型や、更なる次世代機の研究がメインになっていると推測されます。

　一方、スイッチ2用ではない「携帯ゲーム機」として研究されている内容が、特許の出願資料から明らかになっています。

　これによると、この携帯ゲーム機は、着脱式の2画面を特徴とするものになっています。

　ニンテンドー3DSの2画面は折りたたむ構造になっていました。

　今回明らかになっている2画面は、1画面のハードを2つくっ付ける形で実現するものです。

　ざっくりとしたあくまでもイメージで言えば、まず、1画面のハードの1つには横長の画面の上部にドッキングするためのパーツが付けられています。

　もう1つの1画面のハードには、横長の画面の下部の背面にドッキングするためのパーツが付けられています。

　そして、これらをくっ付けるとニンテンドー3DSのような2画面ハードが出来上がるというものです。

　また、この2つの1画面のハードは、相互にローカル通信でつながるので、ニンテンドースイッチのジョイコンの「おすそわけプレイ」のように、画面を「おすそわけ」して対戦などが出来るというような説明もあります。

　さらに、2つのハードを上下にくっ付けて1つのハードにするというような仕様も説明されています。

　ちなみに、特許のための資料は「製品概要」を示すものではないので、いくつかの異なるパターンが書かれているのですが、操作面においては背面タッチなども備え、コントロールスティックなどがなくても操作できるようにすることなども盛り込まれています。

　今回の内容については、コストも高そうで、普通に操作性も悪そうなので、スイッチ2などとして製品化されるような内容ではないと考えられています。

　ただ、前述のように、ニンテンドー3DSの終了により、2画面ゲーム機はもうやらないと思われていたものの、任天堂の研究自体はまだ続いていることが少し話題になっています。

　なお、この内容については、ニンテンドースイッチオンラインで今後配信されるかもしれない、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSの過去作をプレイするための周辺機器として発売するのではないかというような予想もあります。

　また、Googleやサムスンなどが発売しているように、2画面のスマホの発売も増えて来たので、2画面でのゲームプレイなどが標準化するような時代が来ても対応できるように更に研究を進めているのではないかとも言われています。

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