任天堂が、タッチ操作と通信に関する特許を申請しています。
今回の特許は、ニンテンドー3DSの次世代機にも使えそうです。
3DS次世代機にも使えそうなタッチ通信
任天堂が申請している今回の特許は、タッチ操作に関するものです。
本来の説明図とは違う使い方をあえてしますが、例えば、上の画像のような、ニンテンドー3DSっぽい2画面のゲーム機があるとします。
そして、このゲーム機でボウリングのゲームをプレイするときに、右の画面から左の画面に向かって、タッチ操作でボールを転がすとします。
このとき、右の画面から左の画面に、上手くボールの情報を伝達できるようにする技術が、今回の特許の前提となる、ざっくりとしたイメージです。
通信で活かすものに
前述のような処理は、特に驚くような内容ではなく、アタリマエと思う人も多いと思われます。
ただ、今回は、このような内容を発展させている部分に、大きなポイントがあります。
それは、ニンテンドー3DSっぽい2画面のゲーム機の中で実現するのではなく、1画面のゲーム機同士を通信で繋いで、同じような処理を行うという部分です。
このイメージとしては、ニンテンドースイッチの画面を、携帯ハードモードで2つ並べている状態になります。
例えば、ニンテンドースイッチが2台並んでいるとき、上の画像のように、1つのスイッチからもう1つのスイッチに連続してタッチ操作が行われたとします。
このとき、スイッチ2に対して、スイッチ1から続くタッチ操作であると認識させることが出来る技術が、今回の特許の重要な部分になります。
これも、実現している内容自体は、そういう結果になってアタリマエのものなので、特に驚きはないという人も多いと思われます。
ただ、実際に、この仕様を実現しようとなると、技術的なハードルはいくつも出て来るので、それに関する解決方法などが、今回、特許に申請されているということです。
そして、2画面だけにとどまらず、3画面や、4画面などでも、それぞれの本体を通信状態にして、まるで3画面ハードや4画面ハード単体であるかのような操作性を実現することが可能になっています。
更に応用すると…
ニンテンドー3DSの次世代機にも使えそうなタッチ操作の特許については、更に応用したケースが少し興味深いです。
それは、例えば、前述の例のイメージで、スイッチ1とスイッチ2に、バナナの絵が分割表示されているとします。
これをパズルのピースのように、画面ごと並び替えて正しい絵にし、画面をタッチすると、その絵が正解かどうか判定するというような遊びにも使えるというものです。
また、この遊びを平面ではなく、3画面などを使って立体的に行うことも可能で、こうなると、何か新しい可能性も見出せそうな雰囲気が強くなってくると思われます。
よって、もちろん、ニンテンドー3DSの次世代機が出るならば、こういった特許も使ってくるかもしれませんが、現時点では、これがその姿を現しているものではない可能性が高いです。
むしろ、この技術を実際に使うならば、ニンテンドースイッチのローカル通信などで使うというような感じだと思われ、Nintendo Laboの新商品の開発などで役立つかもしれません。
ということで、今回の特許が、ニンテンドー3DSの次世代機を開発しているという根拠にはなりませんが、スイッチでは現状、あまり使われることのない、タッチスクリーンに関する研究も継続されているようなので、今後、ニンテンドー3DSのようにタッチ操作をウリにした、何か新しいハードが生み出される可能性も十分あるということになっています。
なお、タッチスクリーンに関する研究は、スマホのゲームでも役立つので、スイッチからタッチ操作がなくなったり、3DS次世代機のようなものが存在しなかったとしても、今後も研究は続くと思われます。
コメント
又、特許ゴロが、湧いてくるんだね。
任天堂の皆さん、お疲れ様。
これすげぇなぁ…
一台のPCでマルチモニターなら処理してるのが同じPCだから問題ないけど、これを複数台の携帯機の持ちよりでやるって事だろ。
2画面の3DSの後継機作るとして一体どうすんのかと思ってたら、こういう方法出してくるのか
3dホログラムとかで出来たら面白そう