任天堂、ゲームキューブ作品をクラウドで配信か。全ての謎が繋がる状況証拠がいくつも…

　任天堂の話題を1つご紹介しておきます。

　話題は、ゲームキューブ作品をクラウドで配信するのではないかというものです。

GC作品、クラウド配信か

　任天堂がゲームキューブ作品をクラウドで配信するようです。

　クラウドでの配信というのは、プレイする端末側でゲームプレイの処理を行うのではなく、インターネットの接続先のサーバーでゲームプレイを処理し、その処理結果を端末側で受け取るというようなイメージのものです。

　これにより、プレイする端末側のハードスペックの要求がかなり下がり、通常ならばその端末でプレイできないようなゲームもプレイできます。

　例えば、カプコンの「バイオハザード7」や「バイオハザード ヴィレッジ」は、ハードスペックの問題によりニンテンドースイッチで普通のプレイは出来ないので、クラウドバージョンとして提供されていたりします。

　今回、ゲームのクラウド配信サービスを任天堂が自ら開始するようです。

　任天堂が最初に行うのは、ゲームキューブ作品のクラウド配信です。

謎が繋がる状況証拠

　任天堂がゲームキューブ作品をクラウドで配信することについては、まだ発表されていませんが、状況証拠がいくつも出ている状態になっています。

　まず1つは、任天堂が「Nintendo Switch Online ＋ 追加パック」の加入者向けに、新しいサービスのテストを行うと発表しているというものです。

　この「新しいサービス」の詳細は現時点では未発表です。

　ただ、参加者が1万人程度と大量であり、イメージ画像がそれっぽいので、ネットワークを使ったテストだとみられています。

　また、参加者募集ページのソースコードに、ニンテンドースイッチを有線ネット接続し、テレビモードでプレイして欲しいというようなことが記載されています。

　このため、この募集の目的は、ネットワークを使ったテストであることは確実であり、これはネットサービスの「負荷テスト」だとみられています。

　そして、ネットサービスの負荷テストであることは確実なものの、具体的にそれが何なのかについては、以前に「スイッチ2、ゲームキューブ作品を配信か。スマブラ新作でも使えるコントローラー登場？」でご紹介した記事が参考になります。

　つまり、任天堂はゲームキューブ作品をプレイするときに使う新しいゲームキューブコントローラーの発売を準備しているということです。

　そして、これはスペック的に厳しいのでニンテンドースイッチ2向けのサービスだとみられていましたが、現在のスイッチの「Nintendo Switch Online ＋ 追加パック」の加入者向けのサービスであり、スペックの問題をなくすクラウドでの提供だったということです。

　さらに、ゲームキューブについては、「スマブラ スペシャル、GCコンが使えないバグがスイッチ更新後に発生。直し方は…」の記事でご紹介したように、最新の本体更新でなぜかGCコントローラーが使えない問題が発生しています。

　これは、最新のシステムソフトウェアに、新たに発売するゲームキューブコントローラーのサポートを入れたので、その関係でこれまでのゲームキューブ関連の周辺機器の接続に影響が出たと判断することが可能です。

　よって、これまでの全ての謎が繋がる状況証拠がいくつも出ていることもあり、任天堂はニンテンドースイッチオンライン向けにゲームキューブ作品のクラウド配信を提供するはずです。

　ちなみに、現時点では配信タイトルは不明です。

　テストプレイヤー募集ページはこちら。