任天堂について、日経がリーク情報を出しています。
情報は、任天堂が建設予定の開発用のビルは完成が遅れる予定になったというものです。
任天堂の開発用ビル、完成が遅れる
任天堂は、2022年4月に、ビルを新たに建てるということを発表しています。
このビルは、任天堂の本社に隣接する部分に出来た大きな空き地(上の図の公募土地)を取得し、そこに建てるというものです。
また、このビルは、任天堂の開発スタッフなどが勤務する「開発棟」にする予定であることが発表されていました。
今回、この任天堂が建設予定の開発用のビルについて、1つ情報が出ています。
それは、これまでは12階の建物とする予定だったものを、13階以上の建物へと変更するというものです。
この計画の変更により、2027年だと発表されていた完成予定時期は、2028年以降に遅れるとのことです。
京都市の規制緩和に乗る
任天堂が建設予定の開発用のビルは、このように完成が遅れると報じられていますが、そもそもなぜ計画が変更されるのかも伝えられています。
これによると、今回の計画の変更は、京都市の規制緩和の話に乗った形になっているからだそうです。
ビルなどの建築物は、この土地の大きさならばこのぐらいの大きさの建物まで建てられるというような「容積率」の規制が設定されています。
これは、自分の土地だからと言って好きなサイズの建物を建てることは出来ないということです。
そして、京都市が設定する容積率の規制は、2023年4月に一部の地域でオフィスや研究施設などについて緩和される状態になりました。
これにより、任天堂の持つ土地も規制緩和の影響を受ける地域となり、従来よりも大きなビルを建てることが出来るようになっています。
そして、まだビル設計の変更が間に合う状態だったので、任天堂はこの規制緩和の話に乗り、当初の計画よりも高い建物を建てることにしたそうです。
ちなみに、ゲームソフトの開発は、グラフィックの精細化などの影響で一般的には年々関わる開発者の人数が増加する傾向にあります。
これは、任天堂のソフトについても同じであり、任天堂は採用人数を増やすなどして対応しています。
ただ、いずれ更に人員が必要になるので、任天堂は将来の更なる社員増も見込んで、今回、途中で計画を変更し従来よりも大きなビルを建てることにしたようです。
コメント
規制って結構見直される事なく、発足当時の基準のままになってる事が多いらしいね。
それが発展の妨げになってるのは国益に適ってないと思う。