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任天堂のプレイステーション、久夛良木健氏も所有。5400万円ぐらいの価値がある幻のハード

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任天堂のプレイステーション、久夛良木健氏も所有。5400万円ぐらいの価値がある幻のハード

 任天堂とソニーについて、1つ話題が出ています。

 話題は、任天堂のプレイステーションは、久夛良木健氏も所有しているというものです。

 

幻のハード、任天堂のPS

幻のハード、任天堂のPS

 任天堂はかつて、ソニーと共同でゲーム機を開発していました。

 このゲーム機は、スーパーファミコンを発展させたハードとして計画されており、CD-ROMを使ったハードになる予定でした。

 しかし、この共同開発計画は、ハード開発がかなり進んだ後に白紙になり、任天堂はCD-ROMではなく、カートリッジタイプのニンテンドー64を発売します。

 一方、任天堂に裏切られたとも言われるソニーは、CD-ROMを使うゲーム機を独自に発売することになります。

 それが、今も続く「プレイステーション」です。

この「プレイステーション」という名前は、任天堂がソニーと共同開発していたゲーム機にも付けられていたようです

 この「プレイステーション」という名前は、任天堂がソニーと共同開発していたゲーム機にも付けられていたようです。

 このため、かつて「任天堂のプレイステーション」というものが存在していたとも言われます。

 ただ、任天堂のプレイステーションは、話としては以前から知られていたものの、長い間、その存在が表に出ることはなく、具体的にどのようなデザインだったのかは謎でした。

 しかし、2015年にSony Interactive EntertainmentのCEOが個人的に持っていた実機がなぜか人の手に渡っていると報じられ、その存在が具体的に明らかになりました。

このように世界に1つしかないのではないかとも言われていた任天堂のプレイステーションが別の場所からも発見されています

 その後、このゲーム機はさらに第三者の手に渡り、オークションにかけられることになります。

 このオークションは、当時36万ドル、今の為替だと5400万円ぐらいで落札されています。

 ただ、落札者は名前を出すことを希望しておらず、オークション終了から何年か経つので、現在、誰が持っているのかはよく分からない状態になっています。

 今回、このように世界に1つしかないのではないかとも言われていた任天堂のプレイステーションが別の場所からも発見されています。

 

任天堂のプレイステーションを所有しているのは、久夛良木健氏です

久夛良木健氏も所有

 任天堂のプレイステーションを所有しているのは、久夛良木健氏です。

 久夛良木健氏は、プレイステーション生みの親として知られており、かつてのPS発売元のソニー・コンピュータエンタテインメントの社長でもありました。

 また、スーパーファミコン時代に任天堂とソニーでゲーム機を共同開発することを提案した人物でもあり、任天堂のプレイステーションの生みの親でもあります。

 このため、久夛良木健氏が任天堂のプレイステーションを所有していること自体、それほど驚きはないとも言えるかもしれません。

 ただ、いくら後にSCEの社長になるとは言え、当時はソニーという「会社」で作っていたハードなので、前述のSIEのCEOもそうですが、その「成果物」を個人的に持ち帰っているのはなかなか珍しい部分はあると思われます。

 久夛良木健氏は、自宅のクローゼットに任天堂のプレイステーションを保管しており、今回、上のポストに登場するフォトグラファー(右)と面会したときに、自己所有の任天堂のプレイステーションを見せたそうです。(追記:ネットに公開するなと怒られたからか、上のポストは削除されてしまっています。本人が映っていた記念写真以外の投稿されていた任天堂のプレイステーションの写真の一部は記事中のものになります。)

 この写真を見ると、以前に発見されたものよりも、かなり綺麗な個体になっていることが分かります。

任天堂のプレイステーションは、CD-ROMを使うゲーム機ということで、音楽CDの再生を本体のボタンから行えるようにしていた感じです

 また、今回の写真では、以前の写真などではよく分からなかった本体右下の部分がハッキリと写っています。

 これによると、任天堂のプレイステーションは、CD-ROMを使うゲーム機ということで、音楽CDの再生を本体のボタンから行えるようにしていた感じです。

このゲーム機は、奥の部分にスーパーファミコンのカセット差込口があり、手前の部分から「プレイステーション」用のゲームCDを入れるというような構造

今回の写真には登場しませんが、コントローラーはスーパーファミコンのものが使われており、ここにソニーとプレイステーションのロゴが入る形

 その他の部分は以前の写真でも確認できたものですが、このゲーム機は、奥の部分にスーパーファミコンのカセット差込口があり、手前の部分から「プレイステーション」用のゲームCDを入れるというような構造になっています。

一方、この任天堂のプレイステーションは、これが製品版となる最終デザインなのかどうかは不明です

 また、今回の写真には登場しませんが、コントローラーはスーパーファミコンのものが使われており、ここにソニーとプレイステーションのロゴが入る形になっていました。

 一方、この任天堂のプレイステーションは、これが製品版となる最終デザインなのかどうかは不明です。

 ただ、かなり製品版に近いものがこのようなデザインのハードであり、任天堂との共同開発が終了するときの最終バージョンがこのようなデザインだったようです。

コメント

  1. 匿名 より:

    任天堂ハードなのにPlayStationロゴの自己主張がデカすぎ
    そりゃあ乗っ取られるかもってってなって契約切られるわ

  2. 匿名 より:

    結果的に分かれて両方成功してるけど、何となく最終的にはまた手を組もうとするような気がしないでもない

  3. 匿名 より:

    このハード任天堂の二の字も入ってないのか
    本当の破断の理由は知らないが、こういうの見ると任天堂が最終的に蹴ったのもうなずける

  4. 匿名 より:

    >ただ、落札者は名前を出すことを希望しておらず、オークション終了から何年か経つので、現在、誰が持っているのかはよく分からない状態になっています。

    Olaf OlafssonからTerry Dieboldの手に渡りその後Heritage Auctionsに出品され36万ドルで落札された試作機についてですが、Greg McLemoreという方が落札者であるという事が2020年にForbesの取材により明らかになっています。
    余談ですが数時間前まで見れてたJulian Domanski氏のツイート削除されてますね・・・

  5. 匿名 より:

    任天堂の”プレイステーション”も構想だけかと思ったが、

    後年になってホンモノの実機が存在するとは思わなんだよなあ・・

  6. 匿名 より:

    >任天堂ハードなのにPlayStationロゴの自己主張がデカすぎ

    ていうかこのデザインに任天堂のロゴがほとんど見当たらない、コントローラーがほぼスーファミの形なだけで

    そもそもPlayStationがSONYから発売されるまではPlayStation=SONYのものというイメージはなかったはずだけど(だから幻の、任天堂のPlayStation)、任天堂のロゴ自体がほとんど見当たらないのは違和感ある。共同開発だけどこのハードはほぼSONYの持ち物だったみたいに解釈しないと

    それかこのデザインのときはもうほぼ破談していて変革前だったとか、あるいはSONYの計画版と任天堂の計画版が別々に存在するとか

  7. 匿名 より:

    久夛良木がイケイケで
    めちゃくちゃソニーに有利な契約を任天堂に結ばせようとしてたから
    任天堂は蹴るしかなかったって当時の経済誌で読んだな

  8. 匿名 より:

    >あるいはSONYの計画版と任天堂の計画版が別々に存在するとか

    任天堂:スーファミ本体底面部の拡張端子にCD-ROMのユニットを接続すると共に本体側はシステムカートリッジを挿して使う後付けの周辺機器
    SONY:スーファミ本体とCD-ROMのユニットを一体化させたファミコン時代におけるシャープが出してたツインファミコンのポジションに当たる物
    以上のような感じで計画されていたので任天堂側も一体型のハードを出すというような事は恐らく考えていなかったはずだと思います

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