日経が、「消えた神通力 任天堂が選んだイバラの道」という任天堂関連の記事を掲載しています。
これによると、
山内溥の社葬、「プレイステーションの父」として知られる久多良木健の席は、稲盛らと同じく来賓席の最前列に用意されていた
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山内の葬儀を機に任天堂とソニーは過去の怨讐を水に流した格好となったが、話は「両雄の手打ち」という美談で終わらなかった。
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ゲームソフト業界の経営者たちや兜町の証券アナリストの間で、ソニーと任天堂の急接近を巡って様々な臆測が広がっていったのだ。
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「犬猿の仲の任天堂とソニーが和解した。次はビジネスで握手するのではないか」
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両社の幹部たちは否定しているが、今なお任天堂とソニーの提携観測がくすぶり続けている
・・・というような、前社長の山内溥氏の社葬における、ソニーのかつての副社長の席順をもとに「任天堂とソニーの提携観測」というような話になっているようです。
記事では他には、
2012年末の発売前、ある中堅ソフト会社の首脳は、任天堂からWiiUについて事前に説明を受けたが、思わず毒づいたことがあったという。
「こんなハードにうちのソフトは出したくない」
任天堂が考えていたWiiUの構想があまりに独特で、ソフト会社として付き合うにはリスクが高すぎると考えたのだった。
このゲームソフト首脳は「うちだけじゃない。欧米の会社からも、そっぽを向かれているよ」とまで話す。
・・・とのことで、「WiiUにうちのソフトは出したくない」と言っている会社が多いということも紹介されています。
また、
株式市場は「任天堂が過去の成功モデルの欠点を直視している」とは見ていない。「3期連続赤字」の発表から2週間後の1月30日、岩田ら任天堂の経営陣は再び、投資家からの失望を招いてしまった。
「(スマホに)任天堂のソフトを供給することはない」「ハードとソフト一体型のプラットフォームは今後も経営の中核だ」……。そうした岩田の言葉は株式市場にとって期待はずれ。新たに示した健康関連事業への参入などは説得力に欠けた。当然、株価は急落した。
・・・とのことで、決算説明会における岩田社長の変わらない宣言にため息が漏れたというようなことも記載されています。
なお、記事では、他にも、
「社内の権力構造のゆがみが一因ではないか。任天堂には聖域がある」
その聖域とは、専務の宮本茂が率いるソフト開発部門。
「岩田さんと宮本さんは相互不可侵の関係。宮本さんは経営に影響力は及ぼそうという野心はない。逆に、岩田さんもソフト部門の運営に口を挟みにくい。だからこそ、スマホやネット対応といった変化への対応が、ひとつひとつ遅れがちになってしまうのではないか」
「宮本さんのゲームソフト部隊には今も、100万本単位で売れるソフトを生み出せる。しかし、それらのタイトルは、人気の携帯型ゲームの3DS向けだ。日本の子供たちの人気は絶大だ。しかし、裏を返せば、海外で大きなヒットを飛ばしたり、スマホに親しんだ若者らに受けるゲームをつくれているとは言い難い。少し古くなっているのではないか」
・・・というような宮本茂氏への記述もあります。
よって、結構厳しい感じの記事で、ツッコミどころもかなり多いのですが、現状、WiiUのサードパーティ製のソフトの数が少ないということは事実になってしまっているので、これがどういう理由によるものなのかは、任天堂にしっかりと分析してもらって、改善すべきところは改善し、今後のハード開発などに役立てて欲しいというようなところはあるかもしれません。
情報元
コメント
自分の考える短期的な経営戦略と違うからってそんな
日経と産経は任天堂に対してこういうの多いから
ネタとしてしか見てない
中堅ソフト会社ってコ●ミ?権力構造の話はリアリティーがある。こうなった今こそ、強いカリスマ性と独創性を兼ね備えていた、故山内氏の偉大さを痛感させられる。宮本さんの功績は疑う余地もないが、経営者と開発者が同じ立場じゃ上手く回らなくなってるんじゃ・・・
勝手な事ばかり言ってますね。まず3DSや任天堂ソフトを支持しているのは子供だけではないと言う事ですね
それに任天堂はゲームの根本的な面白さを分かってるからこそスマホなんかにゲームは出さないかと。それ以前にハード屋なんですからスマホなんかにゲームを出せというのはおかしい話です
ゲーム業界の事を何も知らないにわかさんが語っているようで笑えますね
大体最近の報道は自分達が好きな大人の○○ゲー()を持ち上げてゲーム機は叩くという流れが多いですね
体だけ成長したガキが自分達が認めないものを堂々と叩いてるようでみっともないですね
安定の日経
まあこう言われてもしかたない現状だしな
任天堂だけで携帯機と据え置き機の2レールへのソフト供給はもう限界だし、
次世代機アーキテクチャ統合っていうのはそこらへん考えての事なんだろうな
なんにしてもここまで追い込まれたんだから、
WiiとDSを引きずるのはやめて、目を覚ましてがんばってほしい
すでに任天堂はSonymusicのレーベルでサウンドトラックを大量に出してるんですが,それは.
何事か、と思ったら日経の平常運転か
なんでもかんでもスマホにすれば良いってもんでもないだろうに。
ポケモンやスマブラの課金ゲーとか出たら確実に批判来るだろ。
営業赤字が続いている以上、経営に対して辛辣な記事を書かれても仕方がない。
ただ、それは「まっとうな意見」だった場合の話で、
「妄想」と「正しくない情報」が多分に含まれたものは別。
こんな内容でよく経済誌を名乗れるものだと呆れてしまいます。
きっとこの記者は、情報開発と企画開発があるということも知らないし、
岩田さんが最近まで企画開発本部長だったことも知らないんじゃないだろうか。
そして宮本さんが本部長の情報開発は、今も国内より海外のほうが売上がずっと大きい。ゼルダがその典型。
話を聞いているソフトメーカーの人物の知識も怪しいですね。
「スマホで出せば絶対にうまくいくし、儲かる」という前提で妄想を展開するから変な記事になるんですよ。
まあ他社と同じことをしてもしょうがない。しかしそれについてくるサードがいないというのも事実だからな。ただソフト1つ2つ出して売れないからといって掌返しの批判は醜いな。でも宮本さんの考えが少し古いとは思う。
ゲームハード戦争やら会社間の極端な対立構想は一部の馬鹿が妄想してるだけ
そしてそれを面白おかしく取り上げるマスゴミも消えていいよ
まあ任天堂からの提案が特徴がありすぎてサードにとっては押し付けになってるから自爆だな。今の方針はもう無理だから普通に作ってよ。
「久多良木氏が山内氏の葬儀に来た」という一点からよくもまあここまで・・・w
経団連の絡みでソニー担ぎたいのは判るけど、流石にクオリティペーパーでここまで妄想垂れ流すのはどうなんだろ。