カプコンが、先日開催した「決算説明会」の質疑応答を公開しています。
これによると、ウルスト2でカプコンの利益率がアップしたそうです。
ウルスト2、低コストで開発して利益率アップ
カプコンの2018年3月期の第1四半期 決算については、あまり大きなソフトの発売はなかったので、ゲーム関連の詳しい話題はあまりないのですが、決算説明会では、ニンテンドースイッチ「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」の販売が計画を上回り好調であると紹介されています。
「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」は、若干の新モードなどはあるものの、基本、過去作の移植版です。
しかし、この移植作が、全世界で45万本以上も売れたそうです。
45万本の販売内訳は、日本で約10万、北米とヨーロッパで約35万本です。
カプコンの新作ソフトで、全世界で45万本のセールスというのは、通常は微妙な売上ですが、移植作品ということもあり、今回の目標販売本数はこれよりも低かったため、この数字は好成績になっているとのことです。
また、このウルスト2は、これも基本、移植ということで、「開発コストが低水準であった」と説明されています。
このため、低コストで作り、目標販売本数も上回ったので、カプコンの「利益率を押し上げました」と説明されています。
ちなみに、カプコンは以前、ウルスト2が売れるかどうかで、ニンテンドースイッチへの今後の対応を決めるというようなこともコメントしていましたが、今回の決算説明会では、
「Nintendo Switchは大変好調であり、今後の普及にも期待しています。当社からは8月投入予定の『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』をはじめ、今後の対応を検討しています。」
というコメントが出されています。
「ウルトラストリートファイターII」、45万本。会社想定を上回る。カプコン決算より。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2017年7月28日
カプコン。「スイッチ向けバージョンのいくつかのタイトルの準備を始めている。」同じく決算より。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2017年7月28日
一部で、カプコンがこの決算説明会で、「スイッチ向けバージョンのいくつかのタイトルの準備を始めている」ということが発表されたというような情報も出ていましたが、この説明会の資料を見る限り、カプコンの発表にはそのようなものはありません。
よって、現時点でも、カプコンのニンテンドースイッチに対するオフィシャル発表は、「今後の対応を検討しています」であり、「いくつかのタイトルの準備を始めている」というのは、また例のあの人が独自解釈しているだけではないかというのは知っておくべきところでしょう。
ただ、実際、ウルスト2が売れたので、決算説明会で「あったとされる」コメントが、いつも通りのフェイクニュース的なものであるかどうかに関わらず、今後、カプコンが積極的にニンテンドースイッチに参入して来る可能性は十分あります。
いつか出るかもしれない、「バイオハザード8」や「モンスターハンター ワールドG」は、ニンテンドースイッチでもマルチ発売、ぐらいなら本気の参入を感じるので、そういったものの発売を期待したいところでしょう。
コメント
ただ次に続くかは謎
早速バイオハザード リベレーションズ1+2が2017年後半発売予定で発表されていますね
やっぱり移植で売れるのがゲーム会社側からしても一番効率の良い売り上げなんだな。
switch向けバージョンということはこれでマルチ販売にswitchが候補に入る事はほぼ確実だと思われる。
管理人さんが今後の記事を書く時のネタバレになってしまうかもしれないから書かないけどあのゲームもswitchに出るみたいだし、今後の動向が楽しみだな。
バイオリベは今のところ記事にする予定はないので普通に書いてもらっていいですよ。
あとこれは、PSVITA版すらあったので、ウルスト2が売れたのとは別だと思いますね。
これも前から決まっていたスイッチ様子見シリーズの1つかと・・・
新作をマルチで出すぐらいでないとカプコンの本気は感じないですね。
天地を喰らう アーケード版も出して欲しい
ロックマンDASH3はまだですか