ニンテンドースイッチのカートリッジの費用が、再び海外で話題になっています。
少し前に、スイッチのソフトは、他のハードと違い、ディスクではなくカートリッジで提供されるため、ソフトが高額になったり、メーカーの儲けが少なくなったりする問題が発生しているという話題をご紹介しましたが、これを姑息な手段で回避するメーカーが登場したのではないかと言われています。
ニンテンドースイッチ、高額カートリッジ対策を行うメーカー登場か
ニンテンドースイッチでは、ワーナーから「レゴ シティ アンダーカバー」というソフトが発売予定です。
今作は、WiiUで発売されたソフトの移植版、完全版であり、今回は、ニンテンドースイッチとPS4で発売されます。
そして、この「レゴ シティ アンダーカバー」については、もうすぐ発売ということで、ゲームのパッケージが海外で明らかになっています。
このパッケージには注意事項として、インターネットへの接続と、ダウンロードしたデータを入れておくために13GBの空きが必要であるということが記載されています。
最近のゲームソフトは、発売日にアップデートがネットで配信されることも珍しくはないですが、この「レゴ シティ アンダーカバー」は、そういうものとは異なり、ネット必須で、13GBというかなりのボリュームをダウンロードする必要があると記載されており、パッケージ版を購入したのに、なぜこんなに巨大なダウンロードが必要なのかと、海外で話題になっています。
これについては、まず、「レゴ シティ アンダーカバー」は、WiiU版の容量は20GBほどであり、今回のスイッチ&PS4版での追加要素の部分はそれほど多くないので、大体同じぐらいの容量ではないかと推測されています。
このため、13GBもネットからダウンロードする必要があるということは、スイッチのeショップの記載なども参考にして、パッケージ版に入っているデータ容量は7GBぐらいしかないのではないかと言われています。
そして、ここから、今回の巨大なダウンロードデータは、ニンテンドースイッチの高額なカートリッジ費用の対策のため、姑息な手段に出た結果なのではないかと推測されています。
つまり、本来ならば、「レゴ シティ アンダーカバー」は、パッケージの7GB+ダウンロードの13GBの20GB以上の容量のカートリッジで製造しなければならないソフトです。
しかし、パッケージ版の容量をとりあえず7GBということにしておけば、それだけ小さな容量のカートリッジで製造することが可能であり、小容量カートリッジ=安価なので、ニンテンドースイッチソフトでも、安価なディスクメディアのPS4ソフトと同じぐらいの儲けを確保することが出来るということです。
今のところ海外ファンによる推測に過ぎませんが、普通に作れば32GBのスイッチ用カートリッジが必要なものの、この方式だと8GBのスイッチ用カートリッジで作れるため、一般的なSDカードなどでも考えると分かりやすいですが、8GBメディアと32GBメディアの価格差はかなりあるので、ワーナーが自社の儲けを優先して、このような巨大ダウンロードを要求する方式にしたのではないかとみられています。
ニンテンドースイッチは、本体ストレージが実質25GBぐらいの空きしかないので、このような手段が一般化すると、何のためのパッケージソフト購入なのかよく分からない状態になるので、もし本当ならば、今後、任天堂側で規制などをして欲しいところかもしれません。
追記
eurogamerが、この件についてワーナーに問い合わせをしています。
これによると、「レゴ シティ アンダーカバー」のパッケージ版の購入者は、「ゲームをプレイするためにデータをダウンロードする必要はない」という回答が得られたそうです。
ただ、ではなぜ、インターネットが必須であるということや、追加データとして13GBのデータを入れる空き容量が必要ということがパッケージに書かれてあるのかについての疑問は残ったままなので、eurogamerは追加の問い合わせをしているとのことです。
また、米IGNもこの件について、ワーナーに問い合わせをしています。
これによれば、「レゴ シティ アンダーカバー」のパッケージ版には、そのような記載があるものの、それは正しい情報ではなかったとのことです。
このため、パッケージの記載とは異なり、パッケージ版の購入者はネット接続することなく、プレイすることが出来るとのことです。
レゴ シティ アンダーカバー ニンテンドースイッチ Amazon
コメント
上手いこと考えたなあ
何か感心してしまったw
ワーナーは策士
これ読むとドラクエヒーローズは頑張ってたんだなって思う
メーカーの立場考えたら気持ちは少しはわかるけど、パッケージ出す意味ないよねって感じやな
こんなん規制できるんか?
vitaのケイオスリングもこんな形式だった気がする。
すごいと感心すると同時に、消費者にしわ寄せがくるやり方だから困っちゃうな
やっぱりスイッチだけ1000円高くてもいいよ。
カセットには限界があった模様。
結局SDカード必須なんだね。
だったら任天堂も、内部ストレージ123ギガぐらいにして欲しかった。
このゲーム機任天堂にしては批判の嵐。
本当かどうかわからないけど、本当だったらギャグだね、もう。
任天堂もこうなることをある程度予想出来たのでは?
設計上ちょっと無理があるんじゃないの? 発売1カ月でこの状態になってると先が思いやられるよ
カートリッジで高いっての PS4とVitaのマルチだとVitaの方が1000円ぐらい安かったりするのと 整合性がとれない気がするんだけど
そりゃ円盤よりコストかかるだろうけど
vitaのは値段高くなかったから
やっぱ任天堂税だろうな
カートリッジは値下げするしかないと思う、任天堂だってマルチで他社より1000円も高いなんてキツいだろ・・・
カートリッジってSSDみたいなもんだよね。読み込み速いし音も出ないけど高額。よく考えたらDQHはソフト単体6800円が二本揃って9500円ぐらいだからかなりお得だったんだね。
スイッチソフトは8GB未満が主流になると見ていいな
やっぱりカートリッジのコストは馬鹿にならないのね
何というかもっとサードと話し合ってからハードを設計しろよ
DQHがどれだけ価格勉強してるのか改めてよく分かった
こんなことならスマホみたいにDL版のみにしたほうが良かった
店頭では紙カードだけ置いとけばいいし
カートリッジは中古で売るときも高いから嬉しい
他機種と比べて高いとは言っても、携帯性がある分、据え置き機版と携帯機版が同梱されてるようなもんだし、そう考えるとお得なのでは?
お得だと感じないなら消費者的には他機種版買えばいいだけの話
予約好調だったはずだが、これは流石にアンチ多く出そう
まぁワイはDL版しか興味ねぇからどうでもええのだが
> カートリッジで高いっての PS4とVitaのマルチだとVitaの方が1000円ぐらい安かったりするのと 整合性がとれない気がするんだけど
Vitaは最大4GBまでしかサポートしてない
だから容量の問題が起きた(Vitaでも外部DL必須なソフトがある)し、選択肢が少ないからその分、量産化が見込めた
ワーナーが必要ないってコメント出したみたいね
http://www.eurogamer.net/articles/2017-03-28-fans-have-noticed-something-odd-about-lego-city-undercover-on-switch
ワーナーがパッケージ買った人はゲームをダウンロードする必要はないってeurogamerに言ってる
ユーロゲーマーの記事でワーナーが否定してるぞ
Players who purchase Lego City Undercover on Nintendo Switch at retail do not need to download the game to play,” a company spokesperson told us.
DLせずに遊べるみたいね。
コメントで頂いていたものをまとめて追記しました。
少し混乱もあるようなのでこちらでは別に簡単にまとめると
× ガセネタだった
○ ワーナーがパッケージ記載が間違いというコメントを出した
です。