ニンテンドースイッチ、ロシアでeショップの決済が出来なくなる

　ニンテンドースイッチについて、1つ話題が出ています。

　話題は、ロシアでeショップの決済が出来なくなっているというものです。

スイッチ、ロシアのeショップ

　ニンテンドースイッチは、世界で発売されています。

　この「世界」は、通常は「欧米」が想定されることがほとんどです。

　ただ、このニンテンドースイッチの「世界」には、現在、全世界で注目の的になっている「ロシア」も含まれています。

　今回、このロシアのニンテンドースイッチについて、1つ話題が出ています。

　それは、eショップの決済が出来なくなっているというものです。

　ロシアのeショップは、日本のeショップと同じく、ニンテンドースイッチやWiiU、ニンテンドー3DSのダウンロードソフトなどを購入できるオンラインストアです。

　このオンラインストアのロシア版は、少し前からずっと「メンテナンス中」になっており、何も購入できない状態が続いています。

　そして、その本当の理由は不明な部分もありますが、このメンテナンスは、任天堂が使用しているルーブルでの決済サービスの処理に問題が発生しているためだと説明されています。

　よって、国際的な金融システムから排除されたりして、ロシアの経済システムやルーブルに影響が出始めているとも言われているので、これがニンテンドースイッチなどのeショップにも影響しているようです。

　ちなみに、表向きの理由はそうなっているだけで、マイクロソフトやGoogleなど、IT大手がロシアでの活動を「抗議」の意味を込めて制限しているのと同じように、任天堂も自主的にeショップを「メンテナンス」状態にしている可能性もあります。

　実際、ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相が、ゲーム会社やeスポーツ関係者に対して、ロシア関連のアカウントの停止などを求めて声明を発表しているなど、ロシアで普通の経済活動を行っている海外企業への風当たりが強くなって来ています。

　なお、前述のように、ニンテンドースイッチはロシアでも販売されていますが、その市場規模は全然大きなものではありません。

　このため、仮に、任天堂がロシアでニンテンドースイッチ関連の販売を完全に停止したとしても、業績にはごく僅かな影響しか出ません。

　むしろ、今後は、ロシアで普通に経済活動を行う方が、ネットで叩かれるなどするリスクがあると思われます。