ニンテンドースイッチ2の話題をご紹介しておきます。
話題は、アメリカで関税分の値上げなしの実質値下げを発表しているというものです。
スイッチ2、米関税分の値上げなし
ニンテンドースイッチ2は、本来は既にアメリカで予約を開始している予定でした。
しかし、ニンテンドースイッチ2の発表会がちょうどアメリカのトランプ大統領による関税政策の発表の時期と重なり、発表時に明らかにした価格では販売できないのではないかということもあり、予約が延期されていました。
今回、この予約の延期期間が終了し、アメリカでは2025年4月24日(木)から各小売店でニンテンドースイッチ2関連の予約がスタートすると発表されました。
そして、アメリカで2025年4月24日(木)からスタートする予約は、アメリカでニンテンドースイッチ2の発表時に明らかにされた価格のままで販売されます。
つまり、スイッチ2本体は449.99ドル、スイッチ2本体と「マリオカート ワールド」とのセットは499.99ドルで販売されます。
また、「マリオカート ワールド」のソフト単品は79.99ドル、「ドンキーコング バナンザ」のソフト単品は69.99ドルで販売されます。
そして、このニンテンドースイッチ2の発表時に明らかにされた価格のままでの販売は、ソフトの場合はダウンロード版は関税が無関係なので話は少し変わりますが、アメリカでスイッチ2本体の実質値下げが実施されたとも言えるものになっています。
それは、スイッチ2本体はアメリカ国内では全く製造しておらず、全て「外国製品」であり、現在は最低でも10%の関税がかかる商品になったからです。
つまり、本来は最低でも10%の値上げが必要な商品であるものの、関税分を任天堂が負担することでスイッチ2の価格を据え置いたということは、実質その分の値下げがあったと解釈することも出来るからです。
周辺機器は価格改定
ニンテンドースイッチ2のアメリカでの値上げなしの発表は、前述の2種類の本体とソフトについて行われたものです。
それ以外のニンテンドースイッチ2関連の商品については、発表時から価格が改定されることが発表されています。
価格が改定されるのは、スイッチ2の周辺機器です。
例えば、アメリカではこれまでスイッチ2のProコントローラーは74.99ドルだと発表されていました。
しかし、価格改定で84.99ドルで販売されることになります。
同様に、ジョイコン2のセットは89.99ドルが94.99ドルに、純正カメラが49.99ドルから54.99ドル、純正のマイクロSDEXカードが54.99ドルが59.99ドルになります。
よって、ニンテンドースイッチ2の周辺機器は、現在のトランプ関税の最低税率である10%ぐらいの値上げが行われているものが多いということになります。
また、アメリカ任天堂は、今後、市場環境の変化により任天堂製品の価格を変更する可能性があるということも発表しています。
よって、現在はニンテンドースイッチ2を製造している国の1つであるベトナムの関税は90日間停止されていますが、90日後に以前に発表していた46%というトップクラスの関税をベトナム製品にかけるということをトランプ氏が言い出すと、さすがに本体も含めてこのままの値段では売れないということにもなると思われます。
このため、アメリカ人は90日のトランプ関税の停止の間に「外国製品」の買い溜めに走っているというような話も出て来ていますが、スイッチ2についてもアメリカでの初期のセールスは当初の見込みよりも増える可能性があります。
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