プレイステーション5、NVMe SSDを採用するとサムスンがばらす？

　ソニーの「プレイステーション5」について、1つ話題が出ています。

　今回は、NVMe SSDを採用するとサムスンがばらしているのではないかというものです。

プレイステーション5、NVMe SSD？

　「プレイステーション5」は、HDDではなくSSDを搭載すると発表されています。

　メジャーな家庭用ゲーム機に標準でSSDが搭載されるのはこれが初めてであり、これにより、ゲームのロード時間が大幅に速くなると言われています。

　もっと言えば、PS5では、ロードの待ち時間というものは実質なくなるとまで言われているような状態です。

　このプレイステーション5のSSDは、パソコンなどで使われている普通のSSDよりも速いものになるというようなことをソニーがコメントしています。

　ただ、現時点ではどのような種類のSSDが搭載されるのかは発表されておらず、ソニー独自の「何か」があるのではないかとも期待されています。

　今回、この点について、サムソンが、プレイステーション5のSSDには自社のNVMe SSDが搭載されているとばらしているのではないかと言われています。　

サムスンがばらす？

　サムソンは、先日、SSDに関するフォーラムを開催し、その中でSSDの今後の展開などを紹介しています。

　そして、この中で、2020年に登場する家庭用ゲーム機に自社のNVMe SSDが採用されたと発表しています。

　また、サムソンは、この説明を行う過程で、HDDを搭載したこれまでのゲーム機は遅いということを図で紹介し、そこに「プレイステーション4」らしきゲーム機を描いています。

　その上で、これが次世代機でSSDになると、ゲームはかなり快適になるという説明を行っています。

　つまり、サムソンの言っている「2020年の家庭用ゲーム機」は、可能性としてはXbox One次世代機のパターンもあるものの、この図から考えると、プレイステーション5を想定した話ではないかと言われているということです。

　よって、プレイステーション5のSSDには、サムソンのNVMe SSDが搭載されている可能性が非常に高くなっています。

特別な速さは…

　ソニーの「プレイステーション5」は、SSD搭載で次世代の体験ができるということが、これまでかなり強調されています。

　この体験は、他では出来ない特別なものだというような紹介だったので、ソニーが独自に開発したSSDなのかとも一部で言われていました。

　しかし、結局、サムスン製のものであると先に発表されてしまったような状態なので、それが正しいのならば、他のゲーム機でも同じような体験が出来そうだとも考えられています。

　このため、もしXbox One次世代機も、以前から付き合いのあるサムスンの同じNVMe SSDを搭載するなら、この部分での差はあまりないかもしれません。

　ちなみに、プレイステーション5に搭載されているものと同じSSDをPS4 Proで使用しても、PS5で使用した時の3分の1ぐらいの速度にしかならないということをソニーは以前にコメントしています。

　つまり、例え、Xbox One次世代機が同じNVMe SSDを採用していたとしても、その他の部分の構成などでその速度は変わって来るということです。

　よって、ソニーがやたらとSSDによる速さを強調しているのは、パーツは同じでも他には真似できない最適化などの部分に自信があるということなのかもしれません。