セガサミーが、2021年3月期 第2四半期決算を発表しています。
この決算は、大きな赤字になっています。
セガサミー、2021年3月期Q2赤字
セガサミーは、ゲームのセガとパチンコのサミーが一緒になった企業です。
もう少し正確に言えば、一緒になったというよりも、サミーがセガを買ったような状態になっています。
今回、このセガサミーが、2021年3月期 第2四半期決算を発表しています。
2021年3月期 第2四半期決算は、純利益が約217億円の赤字で、通期だと純利益が245億円の赤字の見込みです。
セガサミーの前年の第2四半期決算は、99億円ほどの黒字だったので、今回の決算は大赤字と言えるものです。
赤字の理由は、少し前の記事でもご紹介しましたが、現在の社会情勢が影響しており、セガサミーは、集客で成り立つ、パチンコやリゾート、ゲームセンターなどの事業を数多く抱えているので、人の流れが止まれば壊滅的な打撃を受け、それが直撃している状態です。
一方、人の流れが止まったことで、ゲームの需要は伸びており、セガサミーのゲーム事業は比較的好調な状態になっています。
よって、セガサミーは、これまでは親がパチンコで儲けた金で、売れないゲーム作りを続けさせてもらっているとも言われていましたが、予想外の社会情勢になったことで、子供がゲームで稼いだ金で少し耐えている状態にもなっています。
ただ、これがゲーム事業の利益でパチンコなどの赤字を補填できていれば素晴らしいのですが、ゲーム事業にそこまでの好調さがないのが残念なところになっています。
そして、セガサミーは、今後黒字化を目指すために、グループの従業員650人をリストラすることを発表しています。
また、サンリオの株式の売却、エンタメ施設「オービィ横浜」の閉館、先日ご紹介したゲームセンター事業からの撤退なども実施しています。
ちなみに、今回の大赤字は、このリストラの費用や、各種事業からの撤退などに伴う費用の計上も含まれています。
それらを除いた営業赤字で言えば、予想よりも少なかったという部分もあり、若干ではありますが、希望も見えている状態です。
あとは、また新種のウイルスがやって来る可能性も十分あることから、ゲーム事業がいざという時に頼りになることを理解して、もっとゲーム事業への投資を行うことを期待したいところでしょう。
なお、セガサミーの好調なゲームの内訳は、主にスマホなどの基本プレイ無料ゲームということになっていますが、家庭用ゲームについても、新規IPやリバイバルIPなど、今後、4つのIP戦略で盛り上げていくことが発表されています。
コメント
任天堂やソニーと、家庭用ゲームの覇権争いしてた頃が懐かしい
コンシューマでのゲーム展開に関しては全然パッとしなくなったよね
今の状況はソニック以外のキラータイトルが開発できなかったセガが悪い
看板キャラのソニックの扱いが中途半端で、コンシューマの方は如くシリーズで支えてる感じ。