ニンテンドースイッチ「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」について、1つ話題が出ています。
話題は、ロールバックを実験するファンが登場しているというものです。
スマブラSP、ロールバック実験
「スマブラ スペシャル」は、オンライン対戦を行うことが出来ます。
ただ、今作のオンライン関連の仕様は、「優先ルール」がその筆頭かもしれませんが、不満点が多いものになっています。
今回、「スマブラ スペシャル」のオンライン関連の不満点の1つを改善する実験を海外ファンが開始し、少し話題になっています。
それは、「ロールバック方式」を採用するというものです。
ロールバック方式とは、ざっくり言えば、オンライン対戦の通信仕様のことです。
対として挙げられるのは、「ディレイ方式」です。
「ディレイ方式」は、ディレイ=遅延ということで、オンライン対戦で発生する遅延がそのまま反映されることも多いので、ラグを感じやすい対戦になります。
例えば、現在の「スマブラ スペシャル」のオンライン対戦のように、ゲーム画面がスローになったり、カクついたりすることがあるのがディレイ方式です。
一方、ロールバック方式は、ロールバック=巻き戻しということで、オンライン対戦で発生する遅延を巻き戻して再計算して反映するようなものなので、ラグを感じにくい対戦になります。
ただ、これは、任天堂のゲームで言えば、「スプラトゥーン2」のオンライン対戦のように、スマブラのラグとはまた少し違うキャラの瞬間移動現象などを感じやすい対戦になります。
このように、「ロールバック方式」と「ディレイ方式」は、どちらもマイナスな部分があり、スマブラのようなガチな対戦が求められるゲームでは、どちらを採用する方がいいのか意見が分かれる部分もあります。
しかし、特に海外では「ロールバック方式こそ正義」の声がわりと大きく、「スマブラ スペシャル」がロールバック方式を採用していないことに不満の声も上がっていました。
そこで、実際に「スマブラ スペシャル」でロールバック方式を採用したら、どれぐらいオンライン対戦が素晴らしくなるのか実験するファンが出て来ています。
現時点では、この実験はスタートしたばかりなので、まだその答えは出ていません。
ただ、「スマブラDX」に、ロールバック方式のオンライン対戦の仕様を追加した改造版が既に存在し、そのプレイ感はガチな人にも好評になっていることもあり、今回の実験はかなり期待されている状況になっています。
ちなみに、「スマブラ スペシャル」とロールバックについては、開発中にテストしたものの、良くない部分が多かったので、製品版でロールバックのような仕様の採用は見送ったと桜井政博氏が過去にコメントしていました。
このため、今回の実験は、良くない部分ばかりが目立ち、失敗に終わる可能性もあります。
一方、今回の実験が成功し、ガチな人からも高評価が得られれば、スマブラ次回作ではついにロールバックが採用され、オンラインの不満が1つ解消される可能性も出て来るかもしれません。
なお、今回実験している人は「ファン」と紹介しましたが、実際にはソフトウェアエンジニアな人なので、プロがテストしているというような状況です。
コメント
好評なのはラグ少ない環境でしかやってないからじゃないの
知らん間に瞬間移動して死ぬよりプレイできる分まだ遅くなった方がマシだわ
どんなにダメージを負っても場外に吹っ飛ばされる技を喰らわなければいいというゲームでは合わないだろう
ガチな人にもじゃなくガチな人だけ好評だったから見送ったんじゃねーの
dxの件で逆ギレしてたしまたやらかしそう
誰もがスマブラで1フレーム単位の真剣勝負求めてる訳じゃないからねぇ。
カジュアルユーザーはそもそもあんまり気にしないから声を出さず、ガチな人達だけが大声で叫んでるからそこだけが目立ち、否定意見が多い、みたいな判断される事もあると思う。
4人対戦とかアイテムやギミックのことを考えるとスマブラとロールバックって相性悪そうだけどな
1on1のガチ対戦以外にも幅広い遊び方があるんだしロールバック非採用もやむ無しなのでは
通信環境が悪い場合、間合いを取ってたと思ったらいきなり目の前に現れてスマッシュされて場外、みたいなのが起こるのがロールバック方式だけど、これだったらガチでもカジュアルでも今のディレイ仕様の方がマシじゃない?