スプラトゥーン3、FSRが採用され60fps安定が期待される。画質は同じぐらいか

　ニンテンドースイッチ「スプラトゥーン3」について、1つ話題が出ています。

　話題は、FSRが採用され60fps安定が期待されているというものです。

スプラトゥーン3、FSR採用

　「スプラトゥーン3」の前夜祭のソフトの配信が始まっています。

　前夜祭のソフトとは、2022年8月28日（日）9時から21時までプレイ可能なオンライン専用の体験版のことです。

　このソフトは、「スプラトゥーン3」の製品版のソフトをベースに作られているので、その中身は機能が制限された製品版になっています。

　このため、この前夜祭のソフトのデータを解析すれば、「スプラトゥーン3」の製品版の仕様も判明することになり、現在、海外勢がそれに取り掛かろうとしています。

　また、「スプラトゥーン3」の前夜祭のソフトを解析するまでもなく、前夜祭のソフトの権利表記から判明している情報が1つ話題になっています。

　それは、「スプラトゥーン3」に「FSR」が採用されているというものです。

　FSRとは、正式名称「FidelityFX Super Resolution」と呼ばれているものであり、半導体企業「AMD」の技術のことです。

　この技術は、低い解像度のものをより綺麗にするアップスケール技術に分類されるものです。

　「スプラトゥーン3」でFSRを採用するメリットは、fps（ゲームの動作）の安定や向上が期待できるという部分になります。

　任天堂の「スプラトゥーン」シリーズのゲームは、これまで60fpsで動作しています。

　ただ、60fps固定ではなく変動する状態になっていました。

　このため、今回のFSR採用で、可変はそのままだと思われますが、60fps安定が期待される状態になります。

画質は同じぐらいか

　AMDの「FidelityFX Super Resolution」は、そのように説明されることも多いものの、「fpsも画質も向上させる技術」という言い方はあまり正しくありません。

　FSRは、画質を少し犠牲にして、その犠牲をなかったかのように処理した上で、ゲームの動作を優先させる技術です。

　つまり、画質よりもゲームの動作を優先させるときに使うのがFSRです。

　よって、FSRが採用された「スプラトゥーン3」の画質が大きく向上している可能性は低く、画質は前作と同じぐらいだと考えておいていいと思われます。

　ちなみに、スプラトゥーンの2作目は1080pの解像度でしたが、こちらもfpsと同じく固定ではありませんでした。

　このため、全体的にグラフィックが綺麗になるというわけではないものの、「スプラトゥーン3」はFSR採用で前作より解像度が安定している可能性はあります。

　なお、「スプラトゥーン3」が採用しているFSRは、現在の最新バージョンの「2.0」ではなく、1世代前の「1.0」です。

　また、同じくFSR1.0が採用されている任天堂のニンテンドースイッチソフトとしては、「Nintendo Switch Sports」もあります。

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